ガス冷却ペルチェ方式霧箱 その23 外装切り出し(含長文雑談)

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あらら、前回の投稿からひと月も経ってしまってます。
毎週投稿すると決めてそれなりに頑張ってきましたが、これは異常事態(笑)であります。
別に体調崩していたとか、このところの経済的な混乱で生活が怪しくなっているとか、そういったことではありません。怪しくなってきているのは確かですけどね(笑
前回の投稿でもちょいと触れましたが、ここひと月ほどは平日の夜も含めて空いた時間をすべてプログラミングに充てていました。C#です。
どんなジャンルでも同じだと思いますが、できることが少しずつ増えていって自分の能力が向上していることを実感できる時ほど面白いものはありません。私にとってC#プログラミングが今まさにそうであります。暗くて苦しいトンネルを抜けて「そういうことだったのかああああああ!」と天に向かって叫びたいくらいの感覚であります。
こういった経験は幸いに今までも何度かあって、例えば回路図が分かるようになった時なんかがそうです。ほんとに「急に」わかるようになるのです。不思議ですね。
回路図のようなまさに今自分が見ているものの背後に構築されている概念というかフレームワークというか、上位構造の構成や考え方が分かった瞬間に下部構造が理解できるようになるのです。おそらくその上位構造の理解の瞬間にトンネルを抜けるのだと思います。
自転車に乗れるようになる瞬間。英語が急に耳に流れ込んでくる瞬間。人によって違いはあると思いますが、みんな多かれ少なかれこんな素晴らしい瞬間を体験していることと思います。
で、今回「そういうことか」と思ったのはC#というよりも、いわゆるオブジェクト指向という上位構造についてであります。これが分かると、C#はもとより、java、C++、VB.NET、Ruby、Pythonあたりのいわゆるオブジェクト指向言語群が理解できるようになるはずです。少なくともjavaやVB.NETについてはソース見てわからないところは無くなりました。
これらの言語は荒っぽく言えばオブジェクト指向プログラミングの表現方法の違いですので、「音声と言語を使ったコミュニケーション」という上位構造が理解できれば、日本語、英語、フランス語といった下部構造はその文法を知り、単語を覚えれば(文化の理解とかはさておき)とりあえず会話はできるようになるのと似ています。実に面白いです。
ということで、今まで何年間も「なんやそれ」と思っていた(構造体と)クラス、インスタンスからポリモーフィングに至るまでのテクニカルタームたちが何であって、なぜそうなのかが心の底から理解できました。今はクラスを作る方法を知っており、クラスを作ることができます。そして何よりも、なぜそれをクラスにするのか、どうクラスにするとよいのかがわかるようになりました。
ではなんでそんなことやっているのかというと、ここから急に(笑)生活臭がし始めますが、C#でFXの自動取引システムを作っているのです。というか、ほぼ第一段階は完成して運用を開始したところです。なので若干の余裕ができてこのブログを書いております(笑
FXの自動取引といわれても「???」という方もいらっしゃると思います。まあ株取引みたいなもんです。株の代わりにドルやユーロといった通貨の取引をしてその差益を懐に入れるという投資、いや投機、いやいいところ半博打といったものです(笑
正直あんまりお勧めしません。手を出さない方が良い世界かもです。
わたくしはこのFXをもう10年以上続けており、リーマンショック前の1ドル120円台の時も、東日本大震災後の77円の時も知っております。
このFX,ご経験のある方なら同意いただけると思いますが、取引をしているときは心が休まらないことが多いです。自分の欲との戦いというか、冷静さとの戦いというか。相場は何でも同じ傾向ですが、心理的な側面、自分の心のコントロールが大事であります。で、それにはもう疲れたのでソフトウェアににやらせようと考えたわけです。
こう思い始めたのは昨年の秋口で、それから少しずつ実現方法を探ってきて、実際に手を動かし始めたのが今年に入ってから。本格的に取り組んだのがこのふた月くらいかな。
そこにきて新型コロナウイルスによる経済の大ダメージです。タイミングがいいんだか悪いんだかわかりませんが、このところの市場の乱高下を見ると、もう自分でポジション張ってストレスに耐えるという修行からは卒業すべきだと思っています。
もちろんこれで食って行こうなんて思っていません。お小遣い程度にならなければ十分、最低ラインとしてマイナスにならなければ良いのです。自分の考え方や手法が魑魅魍魎が跋扈する世界でどの程度通用するのかを見てみたいのであります。
私の思うFXは、世界経済という現実を相手にしたゲームであり、取り組んで楽しい複雑なパズルなのです。ポケモンGOあたりと一緒かな(笑 違うのはうまく行ったらレアポケモンじゃなくてお小遣いが手に入るところです。
ここまで長々書いておいて言うことではないですが(笑)ソフトウェア、プログラミングというのはこのブログの趣旨ではありませんので、今後詳細を書くことはありません。
もしかしてこの取り組みによってお小遣いを得られそうな感じがつかめましたら、別途ブログを作るかもです。手法について特に秘密にするつもりはないです。いつまでも同じ手法が通用するはずも無いし、それがまた面白いところだし。
ご興味ある方のためにアプローチの趣旨だけ書きますと、Seleniumでブラウザをコントロールする高速取引です。MT4/5は使いません。ステージはまずUSDJPY、そこで試して主戦場であるGBPJPYに乗り込む予定です。
知らない方にはなんのこっちゃわかりませんね(笑
はい、以上です。
長々失礼いたしました。今後このブログでこの件に触れることはありません。

では停滞している霧箱のその後であります。前回の進捗はここまで。分解した除湿器のパーツを再びレイアウトしているところです。ベースの上にフレームを組んで、コンプレッサとラジエータを仮配置しました。

本日はこれに壁を作っていきます。箱を作って窓を開け、その窓にぴったりとラジエータをはめ込みます。そしてやはり除湿器を分解して取り出したファンを使って箱の中の空気を吸い出すことで窓を通過する空気の流れを作りラジエータを冷やすのです。

壁材に使うのは厚さ4mmのMDF板です。近所のホームセンターGoodayで購入。一枚160円くらいじゃなかったかな。

切り出す板の形状はfusion360のモデリングに書き足して作ります。
結果だけ。

板材だけ。

正面の大穴にラジエータがはめ込まれます。気密を確保する必要がありますので、別途プリエチレンフォームかスポンジで隙間を塞ぐ予定です。
背面板にはファンへのダクト穴が開く必要がありますが、このあたりは接続方法を検討したのちに別作業にしたいと考えております。ダクト穴は丸で切りにくいし、このサイズならレーザ加工機に入るので、レーザで開けるのが良いでしょう。そのほかにも電気周りやらガスのサービスポートを引き出す必要があると思いますので、いくつも穴や切り欠きを作る必要がありますが、これも現物合わせで都度加工することにします。

MDFの切断にはカッターを使います。バンドソーが楽ですが、この季節の閉め切った部屋で使いたくはないのです。大量の埃が舞って喉を傷めます。今のご時世人前で咳をしていると白い目で見られますのでリスクを避けるべきであります。
fusion360の計測機能でモデルを採寸し、鉛筆でMDF板に切り出し線を描きます。

あとはカッターで根気よく溝を入れることを繰り返して切断します。位置合わせが難しいですが、両面から切り込んだ方が切断面がきれいになります。定規とカッターで切れば直線性は完璧です。

大窓が開く正面の板だけはやや気を使います。ともあれ、線引きをして、

窓の四隅にはドリルで2mmφくらいの穴を開けます。

穴をガイドにして裏面から切り込むための線も描いておきます。

まず外形を切り出し、

抜き穴は慎重に。切りすぎると見苦しいので、角から中央付近までの切断を両方向から行います。穴開けはバンドソーでもできないし、ジグソーとか使うと(私の場合)絶対にまっすぐ切れません。カッターが一番です。

ブラケットから逃げるところはクラフト鋸で落としました。もちろんカッターでもできます。

最近我ながら鋸の使い方が上手くなってきました。仕事で鋸使う(断熱材としてケイカル板を切り出しています)ことが多いので慣れてきたのかな。

4枚できました。フレームへ取り付けるための穴は現物合わせで行く予定。また、天板はもう少しきれいな化粧板を使う予定であります。

こ奴を一旦ばらします。

ラジエータとフレームを一本抜いて、

面倒なラジエータ窓をまず仮固定します。ラジエータとの位置関係から、この板だけはフレームの内側に取り付けるのが良いようなのです。

ラジエータの位置合わせをして、

ラジエータを支持する5mmφ寸切りネジの位置を出します。

そして出した穴位置に6mmの穴を開けて、

寸切りネジにナットとワッシャを入れ、板の上下から締めこんで寸切りネジをベース上に立たせます。上下で固定するつもりでしたが、これだけでも思いのほかしっかりしていますね。

二本とも立てました。しっかりしています。上板にねじが飛び出すのは嫌なのでこのままにしようかなという気がしてきました。

ラジエータ入れてタイラップで仮固定します。あたりはちょうどいいですね。

外周が隙間だらけですが、ここには別途隙間ふさぎの板を入れる予定です。

外したフレーム戻してそのほかの外装板も仮止めしてみましょう。

ええ感じです。カッターで切ると直線、直角がきれいに出ますのでずれがほぼありません。

角もぴったり。

反対側ももちろんぴったりです。

内部は結構窮屈ですが、ガンガン排気してやれば何とかなるんじゃないかなあ。

ということで、一歩前進でした。
次の三連休あたりで配管繋いでガス入れたいなあと思っています。
不要不急の外出自粛の要請もあるようですが、休日玄関から外に出ないことも珍しくない私のようなインドア派には何の関係もありません。

コメント

  1. alisun より:

    みら太さん、暫く更新がなっかたので心配しておりました。
    プログラミングですか、錆びついた自分の頭には、さっぱりの世界です。
    当方Laser彫刻で、まだ右往左往しています。近じか教示をお願いするかと思いますが、その際はよろしくお願いいたします。