レーザ加工機で作ったもの その3 ミクさんタイル

レーザ加工機

 

その3は小さめの投稿です。
市販のタイルにラスター描画でミクさんを描いてみました。
データ化についてはすでにくどくど書いていますので割愛します。ラスター描画の場合は基本的には描きたい絵をぶっこむだけです。
でまず100mm角の白タイルを使って出来たものがこれ。

描かれていることはわかりますが、コントラストは非常に残念です。

が、光の当て方によっては非常にきれいに見えます。

ね。ちゃんと白黒でミクさん描けてるでしょ。
あんまり目立たないけど、よく見るとミクさんがいるという用途(?)には良いかと思います(笑
タイル表面は釉薬が溶けて荒れた感じになりますのでいわゆるタイルのつるつる感は無くなります。おそらく水回りに使うとミクさんをきっかけにカビが大量に発生することになるでしょう(笑 ということで鑑賞専用です。
一方鑑賞専用となるといきなりタイルの優位性が出てきます。なんといっても焼き物に描画ですからまず消えるということは考え無くて良いです。直射日光が当たろうが、雨風に晒されようが大丈夫であります。ので屋外用途、表札の横にさりげなくミクさんを配置したい方などにはうってつけかと思います。太陽光のような明るいところで見たほうがよりコントラストが上がるでしょう。
セラミクスに掘り込みをしていますので、未来永劫、いずれ人類が絶滅しても描画は消えないと思われます。ということで、後世、さらには次の文明にミクさんを遺したい方にはお勧めであります。

ちなみに黒ならどうだろうということでやってみました。
が、やはりいまいちであります。白地よりはまだ見えるので屋内でも観賞用途にギリギリ耐えるかなというところです。
下の写真ではデータをネガポジ反転させないままに描画していますのでおかしな見た目になっていますが、適切にデータを作り直せばよい感じになるでしょう。

ということで、タイルへの描画はいまいちであります。が、そのままでは悔しいのでもう一工夫してみました。それがこちら。上の白タイルとは全然違うでしょ。

工夫、というかお試ししたのは描画前にタイルの上に二硫化モリブデンをスプレーしたことです。二硫化モリブデンについての詳細はこの後に投稿するステンレスへの描画で描きたいと思います。

これなら飾ってもいいよね、ということでいろいろ作品棚に参加してもらいました。

作って良かったレーザ加工機。

コメント

  1. KEN より:

    はじめまして。
    突然に失礼かと思いましたが解決できなく
    質問をせてて頂きます。
    レーザー彫刻機を購入しLaserGRBLで試行錯誤しています。
    LaserGRBLではラインと塗りを個別に設定出来ないので
    LightBurnをお試しで使っています。
    LightBurnはライン・塗りの個別設定が可能で使いやすいですが
    照射をしながら位置確認が出来なく困っています。
    LightBurnにはその様な機能はあるのでしょうか?
    お手数ですが、宜しくお願い致します。

  2. みら太/mirata より:

    こんにちは。全然失礼ではないです(笑
    どうぞ使ってくださいまし。
    が、残念ですがご質問の機能はないです。
    単に現在のヘッド位置で試し撃ちをすることと、カットするものの外周を弱いレーザ出しながら仮描画させることはできますが、撃ちながらマニュアルで位置を動かすことはできないと思います。
    断定はできませんが…

  3. KEN より:

    ありがとうございます。
    散々調べた結果、Win10ではshiftを押しながらフレームを
    押すと照射しながら範囲の確認が出来ました。

    • みら太/mirata より:

      あれ、そういうことですか。
      私の勘違いでした。
      であればその通りです。
      マニュアル操作かと思ってました
      失礼いたしました