いろいろと課題を抱えたミクさんではありますが、全体的にはなかなか良い感じに仕上がっております。つかでかい。とにかく存在感がすごいです。ここまででかいと間近で見ることはないので、積層痕は全く気になりません。顔の造形も最新のものでとりあえず暫定OKは出してもいいかなという感じになっております。
ということで、残りのパーツをプリントして一段落させることにしました。
本来であれば靴、服、カラー、パラソルすべて塗装しないといけないのですが、この大きさで色を塗るとうるさくなりすぎるような気がしております。せっかく色違いのフィラメントを使ってなんともほわっとしたパステルカラーに仕上がっている状態です。まずはこのままでいきたいなと。
今後の計画としてfigma化というか球体関節化というか、姿勢を変えられるようにモデルデータを変えていこうかと思っております。その際はもう少し小さく1/4スケールくらいにしようかと思っており、その程度のサイズであれば塗ってもケバくならないのではと思っています。まあ、このサイズを何度もプリントしたくないので色で失敗したくないというのが本音かな(笑
ということで、今回でこのシリーズの投稿は一旦終わりたいと思います。この投稿では最後の大パーツであるツインテ右の下部、そして各部を接続するためのジョイント、ネクタイ、ヘッドホンをプリントし、全体を組み立てなおすところをまとめておきたいと思います。
最新のミクさんを何枚か。
かわいらしいネクタイとヘッドホン、両ツインテが装備され、お立ち台(仮 の上で自立したフルスペックのミクさんです。
ヘッドホンが装備されました。マイクは取付穴できてるんですがまだ取り付けてません。
完成したツインテ右。一部欠落部があるんですが気にならないでしょ。
自立しましたのでようやく後姿が拝めます。頭がでかい&はいてない(笑
見上げ。はいてない。
自立部分。後ほど写真上げますが、靴の裏に埋め込みナットを入れています。
左ヘッドホン。モデリング通りにギリギリでツインテと前髪にあたってません。
では制作過程をまとめておきます。
いきなりツインテ右の下がプリントされたところから。
高さ350mm。自作3Dプリンタのスペックいっぱいのところです。
美しくできております。
ラフトとわずかについているサポート外します。
でツインテ右上と合わせるわけですが、ツインテの上右は土砂崩れが二か所発生するなど、あまり出来が良くありません。
この写真でも二か所折れているのが分かります。
が、これが思いのほか目立たないので、このまま接着して仕上げてしまうことにします。
先っぽが無いところは後からでも補修可能だと思うのです。
接着しました。
ツインテ左側よりもさらにつなぎ目が目立っています。
が、ちょいと離れるとこれが全く気にならんのです。左右ツインテそろい踏み。
これでツインテは暫定ですが完成とします。
お次はジョイントです。大腿部と肩の部分に接続パーツを入れます。
大腿上部にはジョイント用の穴を開けてあります。
溝に差し込んでお尻のパーツに勘合します。念のため接着はまだやりません。
腕と肩の接続も同じように溝にジョイントを入れておきます。
次にミクさんが自立できるように、靴の裏をねじ止めできるようにします。
裏側にドリルで下穴を開けて、
M4の埋め込みナットを叩き込みます。
左右とも入れて出来上がり。
勘合の具合を確認します。
いい感じですね。
とりあえずミクさんを立たせてみたいので、今回作った3Dプリンタのステージに使っていたけど軽量化のために外したアクリル板を流用します。
靴裏のねじ位置に合わせて穴を開けて、皿ネジ用にざぐりを入れます。
4.5φの穴開けて、
M4用にざぐって、
止めます。ばっちりですが、もともと埋め込みナットを入れるつもりでモデルを作っていたわけではないので強度はそれほど期待できません。
ので、二本足+パラソルの3点で支える構造とします。
パラソルが下りる位置に下穴開けて長ネジを通します。
目立たないように樹脂ワッシャとM3埋め込みナットで長ネジを固定して、
埋め込みナットをパラソルの先端パーツで隠します。
ここにパラソルを刺してやれば先端が滑りませんのである程度の支えになります。
こんな感じ。この状態では非常に安定しています。が、実は頭とツインテのほうが首から下よりも圧倒的に重いのです(笑
その重たい頭を乗せたところ。
自立するので後姿が撮影できるようになりました。
fusion360でモデリングしたふりふりスカートもええ感じと思います。
最終的にどこに飾るか決めてないんですが、とりあえず動かせるようになったので、パーツボックスの当番をしてもらうことにします。
ゴミ溜めに花(笑
さて、これで一連のプリントは終了しました。途中で失敗したパラソルやツインテの一部など修正が必要なものもありますが、大物は完了し、あとは小物パーツのみです。
当初の計画ではこの後塗装をするつもりでした。が、最初に書いたようにやめることにしました。なんかこのピュアなミクさんがすっかり気に入ってしまったのです。
ということで、接着しても大きな問題にならなそうなところを接着することにします。
一旦ばらばらにします。結構な数のパーツです。よくこれだけプリントしたもんだ。
残りのパーツのプリントをします。まずはヘッドホン。
ミクさんの両耳にはヘッドホンを取り付けるための溝を作ってあります。
いろいろ省略してプリント終わりから。この程度のサイズだとたった(笑)時間とかしかかかりません。あっという間に終わります、というのは言い過ぎですが、2日を超えるプリントに比べれば一瞬みたいなもんです。
外して、
ラフトとサポート材外して、
出来上がり。手前の穴はマイク用のシャフトを差し込むところです。
後頭部パーツに差し込みます。
やや締まり嵌めのちょうどいい感じで納まりました。
いい感じです。また一段とミクさんであります。
あたりを見てみます。
右ツインテ。
設計通りギリギリでツインテが逃げています。
左も同様。気持ちいいですね。
そして最後のパーツ。ネクタイです。実は初blenderモデリング品。
プラナリアみたいですな。
カラーに接着します。
おおおお!ミクさん一段とミクさんになりました!
小物パーツ重要です。
いいですねえ。
いいですねえ。
いいですねえ。
ということで、これで一連のミクさん1/2スケール試作の投稿に一段落を付けます。
今後は適宜アップデートをしていきます。
しばらくはおっきなミクさんがいる暮らしを楽しみたいと思います。
今回修正を行ったデータはAnimu氏に確認してThingiverseで公開したいと思っております。もちろんデータを縮小すれば小型のプリンタでも出力いただけます。最大パーツはツインテの半分で、これを基準にして全体高さが決まります。
例えば最大プリント高さ150mmのプリンタをお持ちならば、全高330mmくらい、つまり1/4スケールのミクさんはプリント可能です。
データ公開しましたら別途ご案内差し上げます。どうぞ皆様もぜひぜひミクさんをお迎えくださいませ。
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