2020年に買ったもの -ほとんどAliexpress-

買ったもの

以前は「買ったもの」のキーワードで通販して気に入った商品などをご紹介していたこともありましたが、最近はあまりに買うものが増えたために、めんどくさくてサボっておりました。
通販購入のほとんどはAliexpressであります。購入履歴を見てみますと、まだアリエクなどという言葉がかけらもない頃の2011年2月11日に最初の購入(車両用のキーレスエントリーシステム)を行い、以降これまでに487品目を買っております。
この投稿では、2020年に購入した87品目の中から厳選(笑)してお勧めの、というか私が買ってよかったと思うものをご紹介いたします。
まず公称5.5Wとの説明されている半導体レーザモジュール。
「公称」としたのは、どう見ても同じものが店舗によって6Wで紹介されていたり、4Wだったりするからです。
この購入人には意味ありげな6000という数字のシールがあり、6000mWつまり6Wであることを暗喩しておりますが(笑 実際のところはわかりません。
おそらくRSコンポーネンツあたりを調べればLDの型番からおおよそのことはわかるのだと思いますが面倒なのでやってません。
出力の真値はさておき、十分に強力であります。

電源は+-線に12Vを供給して、PWM線をHIGHにしてやればよいです。12Vに直結したらまずいのかもしれませんが(笑 ここではPWM線と電源+線を束ねて12Vに接続しています。

モジュール先端には回転してフォーカスを調整できるレンズがついております。

公称6Wはそれほど鯖読んでるわけではなさそうで、木片であれば一瞬で焦げ、そのまま当ててると深さ3mm程度まで穴が開きます。

アクリル板も色付きなら切断することができます。
下の写真は3mmtの黒キャスト板ですが、フォーカスを調整すると3秒くらいで貫通してきます。このレベルならいわゆるレーザ加工に使えそうな感じではありますが、注意点もあります。ここまでパワーがある半導体レーザはスポットの扁平率がそれなりに大きいということです。パワーは活性領域の幅を広げることで得られているため、これは避けることができません。
したがって、フォーカスした際には焦点が円形ではなくなり、楕円形、または長方形になります。目視では点にしか見えませんが、普通の円形レンズを使う限りどんなに絞り込んでも焦点は丸くなりません。よって焼いたり切ったりする際に焦点の向きによる線幅に違いが出ます。が、それさえ注意しておけば、電源だけあれば動く手軽な低出力レーザとして使えると思います。
※低出力といいつつも、直視即失明、反射/散乱光でも大ダメージを受けます。必ず保護メガネが必要です。不用意に壁などに当てると焦げることもあります。航空機に向かって撃つのは犯罪です。いろいろご注意ください。

モノはこちら。それなりのお値段がしますが、こんなものが1万以下で手に入るとか、数年前なら考えられないことです。

AliExpress.com Product – Blue 450nm 5.5w focusable Laser module for engraving marking cutting with PWM TTL

 
サーミスタも入っているようで、無駄に細かな(笑)温度換算表がついています。確かにレーザは温度によって出力が大きく動きますので温度を知ることは大事ですが、知ったところでコントロールができないなら意味無いです。

まあそうやろうなあというグラフ。

コネクタ。なぜか6ピンのハウジング(笑
実際に送られてきたものにはコネクタついてませんでした。

今作っているCO2レーザ加工機が出来上がったら、このモジュールを使って小型の彫刻専用機を作ってみようかなと考えております。
お次、安定化電源です。

AliExpress.com Product – MCH-K305D K303D Mini Digital adjustable Switching Regulated Adjustable DC Power Supply Single Channel 30V 3A 5A Phone PCB repair
工房には現在下の二台の電源が稼働しています。Kenwood(今はテクシオですか)のものはいわゆる重たい電源で、トランスとトランジスタを使った古典的な安定化電源。一方で購入した右側のものは軽い電源で、安定化電源というよりは電圧可変スイッチングレギュレータと言った方がよさそうなものです。測定はしていないのですが、原理から考えておそらくノイズはそれなりにあるんじゃないかなあと思ったりしています。が、5000円ちょっとという値段とお手軽さを考えると非常に魅力的で、使い分けを間違えなければ良い選択であると言えます。

お次はステップアップ電源モジュールです。これはほんとにお勧めです。一つわずか50円くらいしかしないのにめっちゃ使える便利なやつです。2Vから使えて、30V近くまで昇圧でき、MAX2A取れます。効率はそれほど高くないので電池駆動には向きませんが、USB電源でLEDをたくさん光らせたいといった用途には最適です。GaNベースのLEDを直列接続すると、Vfが3Vくらいはありますからすぐに10V以上の電圧が必要になります。これをUSB電源で駆動したいといった時にすごく便利なのです。

AliExpress.com Product – 5PCS MT3608 DC-DC Step Up Converter Booster Power Supply Module Boost Step-up Board MAX output 28V 2A
お次、アルミフレームのジョイント。よく見る三角柱型のブラケットではなく、アルミフレームの中に隠れてしまうタイプのジョイントです。これを使うと見た目もすっきりするし、角まできっちりものを配置できますので自由度が上がります。モデリングの時には面倒なのでついブラケット描かずに済ませてしまうことがあり、実際に組んでみたら入らないということが(私の場合)よくあります。
強度的には三角ブラケットに負けると思いますが、ぽんとを絞って使えば問題ない場合がほとんどと思います。

AliExpress.com Product – 10pcs 20pcs 50pcs 20s L Shape Black Inner Corner Connector Joint Bracket with Screws for 2020 Aluminum Profile with slot 6mm
次はブログ趣旨とは全然違って、私が小さなころから欲しくてほしくてたまらなかったものです。これなんですが、何かわかります?

AliExpress.com Product – 1Pc Kids Magic Toy Metal High Elasticity Steel Silver Appearing Cane Magic Toy Magic Steel Rivet Trick Prop
答えはyoutubeのこの動画で。

いわゆる手の中から突然杖が飛び出すというマジックグッズです。小学生のころデパートの手品用品コーナーのショーケースの中に入っていたのをずっと眺めていました。当時1万円近くしてたような気がします。それがわずか数百円ですよ。買わない手はないのです。手に入れてから心行くまで遊びました。数か月たった今も時々思い出したようにばひゅーんとやってにやにやしています。多くの人が「あああれね」と知っているモノですが、実際に持っている人は少ないんじゃないでしょうか。※ご注意:ものすごい勢いで飛び出しますので取り扱いにはご注意ください。特に小さなお子様に与えるのは危険です。ケガや失明の恐れがあります。
お次、Smoothieboardです。スムージーボードと言われても多くの方はなんのこっちゃわからないですよね。簡単には3Dプリンタ用のコントローラ基板で、従来のArduinoベースのコントローラに比較して非常に機能が豊富になっているものです。Kickstarterのプロジェクトとしてスタートし、現在はV2になっています。購入したのはV1で、3Dプリンタのためではなく、作製中のレーザ加工機5号機に搭載するためです。Smoothieboardの高機能さを活用したレーザ加工機やCNC加工機への応用が行われており、このボードもデフォルトでインストールされているSmoothiewareを使わずに、grbl-LPCという別のファームを乗せて動かす予定です。

AliExpress.com Product – 3D Printer Smoothieboard 5X 5XC V1.1 ARM Open Source Motherboard 32 Bit LPC1769 Cortex-M3 Control Board Support Ethernet ForCNC
お次、ジルコニアビット。これは敢えていろいろ説明しません。リューターでものを削る作業をする方でまだこれを使ったことが無い方は迷わずに購入してください。鉄工には力不足ですが、アルミまでなら削れますし、プラスチックに対して使えば金属ビットとは全く違う世界を体験できます。

AliExpress.com Product – White Ceramic Nail Drill Bit Electric Dental Lab Rotary Cylindrical-shape Milling Cutter Cuticle Remover Gel Varnish Polish Tool
お次、マグネットベース。光学実験台の上でよく見るやつです。いろいろ取り入れてテストしている工房の治具のうち今年一番のヒットです。マグネットベースですので、ある程度厚みがある鉄板と共に使うのが前提ですが、鉄板はその気になって身の回りを見ますと結構転がっていますし、通販やメルカリなんかでも手に入ります。これをどうやって使うと便利なのかは別途記事にまとめて投稿したいと考えております。

AliExpress.com Product – Switch Magnetic Table Base 6T 8T 10T 12T V type Power Magnetic Base Dial Indicator Stand Base Magnet Seat Table Wire Cutting
お次、精密秤。これまでも0.1g精度のものは持っていましたが、もう一段精密なものが欲しくなったので試しに購入してみました。1mgまで表示されるもので、これが結構いいんですよ。購入時点では「まあ桁は多いけどバカ倍してるだけで精度は知れてるでしょ」と思っていたのですが、実際に使ってみると精度、確度、再現性共に趣味レベルでは申し分ないです。キャリブレーションもついており、経年変化や温度の影響も補正することができそうです。

AliExpress.com Product – 50g Electronic Scale Grams 0.001 High Precision Laboratory Balance Digital Pocket Scale Portable Mini Jewelry Weighing Machine
お次。小型ベルトサンダー。ええ、大型のものをすでに持っております。さらに言えば、別の形の小型のものも持っております。が、それでもほしくなるこのかわいらしさ、しかもめっちゃ使えるやつです。
値段も4000-5000円とそれほどお高くもありません。

AliExpress.com Product – Sander Belt Machine Electric Belt DIY Mini Sander Polishing Grinding Woodworking Machine Cutter Edges Sharpener Belt Sander
現物はこちら。多少無理が効くかなとモータサイズが一番大きなものを買いました。

それでもこのかわいらしさ。

すでに所有していたものと並べます。右は縦型で、今回購入の左は横型、典型的なベルトサンダーの形です。
双方とも30mm幅、300mm長さのサンディングベルトを掛けることができます。ベルトは40番くらいから800番くらいまでAliexpressでもアマゾンでも手に入ります。一枚数十円とこれまた激安。たまに品質が悪いものが混じっていて作業中に突然切れて驚きますが、ほとんど問題なく使えます。

モータは普通のDCブラシモータ、いわゆるマブチモータのでかめのやつがついているので、電源もDCで、こんなアダプタがついてきます。あるいは付属させるかどうかを選択して購入することができます。

この電源アダプタは電圧をこのように変更することができるようになっています。DCブラシモータは印加電圧に応じて回転数が変化するので、ベルトの送り速度を変更することができます。

電源入れたところ。12Vni セットされています。下の方にある多点スライドスイッチを動かすことで、サンダーを動かしたまま電圧変更が可能です。

繋いだところ。本体の動作スイッチはプラグのすぐそばにあります。

では動かしてみます。動画で見るとおそらく音が大きく感じるのではないかと思いますが、実際に聞くと実に静かです。動画内で電圧をだんだん上げていますが、最高回転数でようやくドライヤー使ってるくらいの音ですかね。下半分くらいの電圧なら夜中に使っても大丈夫なレベルだと思います。

問題は音よりも削ることによる粉塵です。
みら太な日々ではこのような防塵ボックス、と言いつつ600円の衣装ケースに手を突っ込む穴開けただけの箱を使って作業しています。これが実に快適です。

二つの穴から両手を入れて作業します。

粉塵が多い時はこの穴に掃除機の先っちょを突っ込んで弱めに引いてやれば箱の周りに削り粉が舞うことは全くありません。

しかも作業が終わったらそのまま箱の中にサンダーを入れて片付けることができます。
素晴らしい。ということで、小物の工作をされる方は持ってて損が無いめっちゃお勧めの一品です。

最後。これまたミニチュアなボール盤。

AliExpress.com Product – 100W High Precision Mini Drill Press 7 Speeds Drilling Chuck 1.5-10mm Small Electric Bench Drill DIY Wood Metal Drilling Machine
現物はこちら。チャックはよくある10mmφまで噛みつけるタイプのものです。大きさのイメージができますかね。

多くのパーツが削り加工で作られており、小さいながらも剛性はしっかりしています。

レバーを下げると通常のボール盤と同じようにキリが下がります。ボール盤と違うとことは、モータごと、つまり全体が下がってくるということです。小型ならではの機構です。

モータは先のベルトサンダーと同じDCブラシモータです。幅広のタイミングベルトとタイミングプーリーでスピンドルと接続されています。

底。多くのパーツは削りっぱなしでバリの処理ができていません。このままだと手を切りそうでたいへん危ないです。糸面取りは自分でやる必要があります。

値段を考えると文句を言うところではありません。

チャックはよく見るこれなので、手持ちの錐は10mmφまで使えます。
注意点は全体の高さ変更ができないこと、いや無理やりやればできないことは無いですが非常に面倒です。事実上できないと思っていた方が良いです。
ので、細くて短い錐を使うときはワークを台に乗せてスピンドルに近づける必要がありますし、太くて長い錐は下手するとワークが下におけないかもしれません。
そんな時はちゃんとしたボール盤使えよ、という割り切った商品です。私もそれでよいと思います。片手でほいと持ってきてさっと穴加工ができるフットワークの軽さにこの商品の特徴があるのです。

小さいながらもボール盤としてみたときに気になるのはスピンドルのガタです。
これはどうしてもゼロにはなりませんが、それほどでかくもありません。ガタツキはこの写真にあるスライド部分のガタによります。

スライド部分はリニアブッシュが使われており、そのボールとシャフトの間のクリアランスがガタとなって感じられるのです。3Dプリンタなどをお持ちで、実際にリニアブッシュのガタを感じることができる方にはわかっていただけると思います。

レバーを押し下げるとこのばねが圧縮され、力を弱めるとばねの反発で元の位置に戻ろうとします。このあたりは通常のボール盤と同じ。

このあたりのイモネジを緩めれば全体高さを変更することも可能ですが、面倒です。

では動かしてみます。
先ほどのベルトサンダーの電源がそのまま使えます。ので両方あるいは複数買いをされる方は容量に見合った電源を一つだけ購入すればお金の節約になるでしょう。

こちらも思いのほか静かであります。振動もほとんどありませんので、夜机の上で作業していてもご家族からの苦情は出にくいかなと思います。

以上、2020年に購入したものからいくつかをピックアップしてご紹介させていただきました。さすがに80品目もあるとほかにも紹介したいものがあるのですが、あんまり長くなるのも何なのでそれらはまた別の機会に。
こんだけいろいろ買いつつも、2021年に購入を考えているものがまだあります。まずホットプレート。来年は切削基板と面実装部品を使った基板つくりをやってみたいと思っております。いろいろと工房の機器を活用したアイデアを温めているのです。それからミニテーブルソー。バンドソーと自作のレシプロソーはありますが、いずれも大型ですので、机の上でちょっとした切断作業を行いたいときに便利そうなものを手に入れたいです。あとはんだごても新調したいし、アルマイト処理用のあれこれやレーザマーキングの材料なんかも買いたいですね。来年も物欲にまみれた一年を過ごすことになりそうです。

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