みら太な台北光華商場の旅

買ったもの

 
お正月に台湾に遊びに行ってきました。
昨年の年越しは台北で、日本より一時間遅れの台北101でのカウントダウン&狂気(笑)の花火を見て大満足でした。私が撮影したものではないですが、この時の様子はこんな感じでした。撮影された場所もほぼ私がいたところと同じですね。ほかにも台北101の花火についてはネットのあちこちに動画が上がっていますので是非一度ご覧ください。いやマジですごいです。消防法とか何それという感じであります。
で、この時に行った夜市を嫁さんが非常に気に入りまして「また行こう」ということで今年も行ったわけです。福岡から台湾は直行便もありますし、距離的には1200km少々で、札幌よりも近いです。ちなみに福岡から上海は850km、ソウルは550kmくらいで、まさにアジアの玄関都市なのです。

夜市はそれはもう楽しみましたが、それはさておき、みら太な日々的な寄り道を投稿しておきたいと思います。それは台北市内の電脳街、光華商場についてです。
光華商場は10年位前にも遊びに行ったことがあり、当時秋葉原から消えつつあったジャンク文化がしっかり残っていたことに感動した記憶があります。

で、今回もそれを期待しつつ行ったのですが、残念ながら様子は一変しておりました。ジャンク屋は無いし、地下の怪しいコピーソフト屋もなくなってました(笑
規模的にも秋葉原には及ばず、もちろん深圳には遥か遠く及びません。深圳を見てしまうともはや地球上にそれ以上の電脳街はないのです。しかし、秋葉原からも減りつつあるパーツ屋さんはしっかりと残っておりました。ということで、パーツ屋さんが多く残っている光華国際電子広場を巡ってきた記録です。

光華国際電子広場を含む台北電脳街は忠孝新生駅からすぐのところにあります。
最寄りの駅上には忠孝小学校があり、なにやら秋葉の昌平小学校を想起させます。

台北の地下鉄はこんな感じ。ゆうゆうカードというSUICAみたいな交通系カードを使って便利に乗れます。しかも運賃がめっちゃ安い。東京の地下鉄と比べると1/5くらいの感じですかねえ。ゆうゆうカードはコンビニ支払いでも使えますし、自販機でジュース買ったりもできます。日本にいる感覚に極めて近いです。

駅の周り。ここに電脳街があるのは、すぐそばに台湾科技大学があるのと無縁ではないでしょう。科技大学は日本で言えば東工大という感じかな。東工大とはえらく立地が違いますが(笑

学生実習教材などという表示も見えます。

ちなみにコインロッカー。漢字的にみると一瞬ぎょっとする表示です(笑

秋葉原というよりも大阪のでんでんタウンに近い眺め。通りを曲がったらDigitとかありそう。

光華商場というのはこのあたりの電脳街を指す言葉になっているようですが、もともとは確かビルの名称だったと思います。ラジオデパートとかそういった感じの。で、その光華商場ビルはもうなくなっています。私の記憶が正しければ多分ここに建っていた。

この交差点の向こう側が科技大学です。

光華国際電子商場は地下にあります。全地球的に怪しい系は地下と決まっているのです。

では地下へ降りていきます。

マップ。それほど規模は大きくないのと、店舗の淘汰が行われて寡占が進んでいるらしいことが見て取れます。この辺も秋葉の歴史と被ります。

自販機。台湾元のレートは1NTD=3.5JPYというところ。パック入りお茶なんて35円ですよ。上がったとはいえ、まだまだ台湾の物価は安いです。

中の雰囲気は「広いラジオセンター」という感じが近いと思います。ラジオセンターが全部在りし日の若松通商になったような。

詳昌の店頭。こまごました部品類がトレイに入れられて自由に手に取ることができます。

値段は日本とあまり変わりません。秋月あたりの値付けの感じ。

種類も在庫も豊富でうれしくなります。

日本ではまず見ない大ピッチのユニバーサル基板。大電力用ですかね。

この辺りは千石電商の店内と言ったら信じるでしょ(笑

筆電面板維修更換→ノートPC液晶修理と交換 漢字表示かっこいいですね。攻殻機動隊やらブレードランナーやらの世界を感じさせます。

電線でも買って帰ろうかと思ったんですが、これが案外高い。

トランスは重い。

ヒューズの品ぞろえはすごいけど、要らんです。

物量は圧倒的。もちろん深圳の狂気には遠く遠く及びませんが。

これなど秋葉でも見習ってほしいところ。下の箱で売られているスイッチがすべて並べられています。非常にわかりやすいです。

Arduinoは台湾でも大人気の様子。コンパチ品しか見かけませんでしたが。

当然ロボットを始めとする動きもの系も人気です。

ここはスイッチサイエンスで売ってそうなモジュール群。adafruitやseeed、sparkfun当たりの商品もそろっています。ワンストップでチップ抵抗一こからモジュールまで何でもそろいます。うらやましい。

ということで光華国際電子広場でした。
結局何も買わずに出てきました。思い出に…とか思うんですが、今欲しいものは特に無いし、値段見ると「Aliexpressでええやん」と思ってしまうのでした。

地上に出て周辺をうろうろします。
こちら揚げて作った卵焼きといった風情のジャンクフード。たしかケチャップかけて食べます。

今回は見かけませんでしたが、アニメ系やネトゲ系のラッピングバスは結構走ってます。

この日は1/5の土曜日、時間は18時くらいだったかな。休日の秋葉ほどではないですが、結構な人が歩いていました。

どこにでもありますな。

アジアンな混沌感。大好きであります。SanDiskと牛肉麺の看板が隣り合っているとか。

DOSパラ風の(笑
ちなみに各品から始まる黄色いPOPは「いろんなメーカーのカメラ売ってるで」という意味と思います。

以上、台北光華商場の旅でした。

ちなみに上の写真の「紐頓2店」はニュートン2店と思われます。読み(pronounce)の当て字になっているんですね。漢字は下手に意味が推測できるだけにこのパターンで攻められるとむつかしいです。

あ、日本でも紐育でニューは使われいるか。
クイズ番組みたいになってきました(笑

コメント