レーザ加工機 参號機組み立て その11

自作レーザ加工機

 
Zステージを作っていきます。
組み図では見難いのですが、ワークを乗せる台です。

これ。お盆のような四角形で四隅にシャフトを通すためのリニアブッシュを固定し、二辺の中央には寸切りネジでステージを昇降させるためのM5高ナットを保持したパーツを取り付けるようになっています。

リニアブッシュと高ナットホルダ

中はこんな感じになっております。

これらのパーツを取り付けるために、左右のMDF材には12個の穴を開ける必要があります。
組み立ててからではやりにくいので、事前にあけておくことにします。

組み図をばらして穴位置を出しておいて、

材の位置出しをしていきます。

こんな感じ。ちょっと見にくいですかね。

ハンドドリルでポンチ穴の代わりの下穴を浅くあけて、

ボール盤で3mmφの穴を垂直に開けて行きます。

完成。

仮止めしてみます。こんな感じに取り付けられるはず。

うら。

では組みつけに入ります。このように結合します。

まず、二辺を木工用ボンドで接着します。スコヤを使って直角が出るように気をつけます。
パネルソーで切り出していますので、当てれば直角が出るといった感じのすばらしさです。

4辺を接着しました。
ここで、ふと考えました。元々の設計では、底を一枚板(シナ合板か何か)で覆ってしまうつもりでしたが、 ステージが重たくなりそうなのでやめることに。

その代わりに、四隅をこのような三角板で補強することにしました。

いつもの2.5mmMDF板を使います。一号機で切断します。

動画。

出来ました。さすがに慣れてきて条件も固まりました。失敗はまずありません。

抜いて、

下穴を広げます。

こんな感じにつけることになります。

木工用ボンドで仮止めして、

木ネジで本締めします。
非常にがっちりしたものになりました。これで十分な強度が出そうです。

ではパーツを取り付けていきます。
M3のボルトナットでしっかりと固定します。この部分は分解できるように接着剤は使用しません。

がっちり取り付けが出来ました。

内側。

これでZステージは完成です。実際はこの上にワークを乗せるための板材が必要です。
ちゃんとしたマシンではハニカムが使われたりしていますが、当然そんな高価なものは使いません。知恵と工夫でお安く楽しむのがこのブログの趣旨であります。

 今考えているのは、換気扇のカバーに使われているアルミのパンチング板を切り出すことです。ちょうど使っていないものがあるのです。油まみれなので掃除しないといけませんが….

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