ステッピングモータ のテスト

自作CNC加工機
ドライバICでひと悶着ありましたが、気を取り直してモータを回すことにしました。
今回は秋月で買ったままほったらかしていたブレッドボードと同じパターンの基板に実装してみました。この基板は「これ便利じゃん」とか思って買ったのですが、実は実装密度が低くて使いにくいのです。
では、いわくつきの L293D をのせて、

PICは8ピンで十分。
今回はちゃんとLogic用(右上)とモータドライブ用(右下)の電源を別々に取ります。

出来ました。Logicは5V、モータには低電圧電源から3~12Vをかけます。
L293D は放熱板の下。
回路はデーターシートのまんまです。何の工夫もなし。

1相駆動でいろいろ試したところ、

  • 無負荷で起動できるパルス間隔は2msecくらい。つまり、300RPMくらい。
  • 回転数を上げると電圧を上げてやらないと起動できない。
  • 同期して回転しているときは電圧を多少変えても回転数は変わらない。
    これはステッピングモータなんだから当たり前のことですが、電圧を上げ下げするとハム音の周波数が変わるのです。最初は回転数が変わっていると思っていて「電圧が低すぎるとパルスに追従できてないんだろうか」などと思っていましたが、よくよく観察すると回転数は変わっておらず、ハム音の周波数だけが変わっていました。何でだろう。
  • L293D の過熱保護回路はちゃんと働く(笑

といった教科書的なことを確認することができました。

勢い良くぶん回っております。やっぱドライバは正規品ですね。

指で触っていじめた感じでは電流は300mAも流せばおそらく足ます。で、ある程度の回転数でもちゃんと起動させるためには9~12Vで駆動するのがよさそう。短いONパルスの間にコイルのインダクタンスに勝って電流を押し込むためにはある程度の電圧が要るということです。
ということで、抵抗の値がおおよそ決まりました。
  • 12V 600mA → 20Ω 7.2W!
  • 12V 300mA → 40Ω 3.6W
  • 12V 200mA → 60Ω 2.4W

この辺の値を購入しましょう。

では今から買出しに行ってきます。

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