レーザ加工機ヘッド部分の改造

自作レーザ加工機

 
現状のレーザ加工機のヘッドはすべて3DプリントしたABSで出来ており、光路がずれたり、反射光によってホルダが溶ける問題があります。ホルダが溶けるだけならまた作ればよいだけなので何の問題もないのですが、厄介なのは溶けたホルダがレンズに固着、さらに溶ける際に出るガスがレンズを真っ黒に汚すことです。これでレンズを二つだめにしてしまいました。1枚2000円以上するので結構なダメージです。

ということで、この問題を解決するためにレンズホルダのアルミ化を行いました。
そしてついでにヘッドにエアブローを取り付けてみました。エアブローすることでレンズへのヤニや気化した切断物の再凝縮を防ぎ、また厚紙や木材切断の際の火炎の発生を抑えます。

では作製です。ベースとして20mm角のアルミCチャンネルを使います。

適当な長さに切って、

レンズが入る穴を開け、レンズが落ちないように下にワッシャを接着します。
作るところは写真を撮り忘れました….

エアブローは圧縮空気をヘッド先端までチューブで導き、銅パイプでノズルを作ることにします。
まずアクリル板を、

このくらいに切ります。ま四角な板ならアクリルカッターのほうが楽で早いです。

パイプカッターで外丸4mmの銅パイプを切り出してまげて行きます。

曲げる際はまずパイプの一方の先端をつぶして中に水を入れ、その後もう一方の端もつぶして水が出てこないようにしておきます。こうすることでパイプを曲げたときにパイプがつぶれることがなくなります。パイプに充填するものは非圧縮製であれば何でも良いです。過去メリケン粉や砂なんかを使ったことがあります。取り出すのが大変でしたが。

曲がりました。

圧縮空気はこのエアブラシ用の小型ポンプを使います。ハードオフで500円で購入したジャンク品。

先ほど切り出したアクリル板に穴を開け、曲げ加工したパイプを接着します。

それをアルミ化したレンズホルダの横にシャコ万で固定すれば出来上がり。
レンズホルダはキャリッジにねじ止めされております。写真ではレンズが若干ずれてアルミ板から斜めに覗いておりますのがわかりますでしょうか。

これでこれ以上レンズがよごれることはなくなると思われます。

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