レーザ加工機の排気系をさらに何とかする その2

自作レーザ加工機

 
レーザ加工時の煙を100%室外に排出すべく、小型掃除機のターボファンを分解して排気系の改善を行っています。その2。ほぼモジュール完成まで。

ターボファンを格納する筐体は3Dプリンタさんにがんばってもらいます。
これは前回の最後。

こうなりました。
ヘッドの部分にわずかにゆるみがあるようで、少しずつ漏れ出したPLAが玉になってくっついたりしておりますが、気にしません。Function的には何の影響も無いのです。

もう一方の筐体もプリントします。

その間にターボファンのあたりをみます。
先っちょのゴムは無理すれば入らんでもないですが、めんどくさそうです。ここはあたりを見ながらビニルテープで調整することにします。

こんな感じにダイレクトに吸い込み口があるとファンの中がすぐにヤニだらけになって吸気効率が激減すると思われます。何らかのフィルタを取り付けることを考える必要がありますね。

とかやっている間にもプリントは進みますが、こちらは大物ですので時間がかかりそうです。

12時間くらいかけてプリントしてくれました。すばらしい。
こんなものが家でできるなんて。

早速組み付けます。
ファンの周りにビニルテープをぐるぐる巻きにして、あたりを見ながらよいところを探します。

裏の排気側から見たとこ。
後ろも支えないといけないだろうなと考えていましたが、テープを調整すると非常にがっちり固定されることがわかりましたので、後ろの支えは無しで行くことにしました。

仮止め状態で配線を繋ぎます。

ネジを本締めして完成。

といいたいところですが、まだ裏蓋がありません。
ここもプリントしようと思っていたのですが、思い直してアクリル板を切り出すことにしました。
単に平板を取り付けるだけですのでわざわざプリントする必要はありませんし、透明なアクリルの板で蓋を作れば中の汚れ具合を確認することが出来ます。
不安要素として、ファン内での発火を懸念しています。レーザカットの際に出る煙やガスは可燃性のものが多いので、これらがファンモータのブラシで発生するかもしれない火花で着火する可能性があるかもと思っているのです。アクリルの板にしておけば、そういったことも確認できるはずです。
万が一火がついてもすぐに吹き飛ばされて消えるとは思いますが。

ちょっとまわしてみましょう。
周りのものが吹き飛ばされるくらい強いです。すばらしい。
これならある程度回転を落としても排気量が確保できそうです。

次にダクトとの接合部分の部品をプリントします。
これも大きいので待ち時間は長そうです。

その間に、筐体の裏に板を当てます。

アクリル板を切り出します。
ここでレーザカットと行きたいところですが、ガスの発生はご法度であります。
ということで、のこぎりで手切りします。バンドソーを使うのもなんとなく憚られるのです。

こんな感じに中が丸見えです。

板を当てただけでは微妙な隙間から漏れが出ることが懸念されます。それだけ排気の圧力が高いのです。ダクト外の風が強いときなどは特に漏れに注意が必要です。

ということでパッキンを入れます。
ほんとはゴムで作るべきだと思いますが、ここは手抜きをして100円ショップの発泡板を使います。

切り出して、筐体に押し付けてなんとなく形を写し取って、それに合わせて切り抜けば、

パッキンの出来上がりです。

裏蓋を本締めします。
例によってジャンクネジ登場。

4ほんの種類がばらばらになりましたが、まあいいでしょう。がっちりと止まっております。

そうこうしている間にプリントは進みます。

大きな失敗が無ければ、本日中に完成、加工機への取り付け、排気テストまで進めると思います。

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