先日秋葉原を通った際、ちょいと時間がありましたので、ジャンク屋を覗きました。
秋葉原といえど、ジャンク屋らしいジャンク屋はもういくらもありません。国際ラジオも閉めちゃったし。
その中で老舗としてがんばっているのが日米の名のつく二軒です。日米商事と日米無線電機。米軍払い下げの無線機などを扱っていたころの名残でしょうね。
ということで、今回は日米商事の軒先で見つけたこのジャンクを分解します。
おそらく、液体クロマトグラフか、何かの医療機器の分解物だと思われます。シリンジポンプがついております。1600円とジャンクにしては少々お高めの金額設定だったのですが、ステッピングモータが二つに、よく見ると送りねじのよいやつがついております。ということでお買い得だったのです。
実はこのほかにもうひとつ同じようなものを買ってしまったのです。もって帰るのが大変でした。
ということで分解していきます。ねじ止めの塊なので分解作業自体は非常に簡単です。
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裏から見たとこ。
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ステッピングモータはずします。大きさ(長さ)の違うものがひとつずつついています。
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送りねじが見えました。
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もう一個のステッピングモータもはずして、
![](http://miratanahibi.peewee.jp/blog/wp-content/uploads/2014/11/PICT0101.jpg)
送りねじ部分の分解に入ります。
![](http://miratanahibi.peewee.jp/blog/wp-content/uploads/2014/11/PICT0102-1.jpg)
取れました。両端のベアリングとベアリングホルダ、ベルトプーリー、
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そして送りねじ。何とTHKのボールねじ式のようです。これはすばらしい。
![](http://miratanahibi.peewee.jp/blog/wp-content/uploads/2014/11/PICT0104-1.jpg)
送りねじは台形ねじやらボールねじやらありますが、いずれも非常に滑らかに動き、力の伝達効率が高く、そしてなんといってもバックラッシュがほとんどゼロです。
ナットと寸切りねじで作る送り系とはレベルが2段くらい違う精度が出せます。これはすばらしいものが手に入りました。
ジャンク箱に放り込みます。もうひとつのジャンクからも小さい送りねじが二本取れました。
このくらいのものがあれば基板加工機くらいは作れるんじゃないですかね。
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よい収穫でした。
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