早速分解する

分解

 
買ってきたジャンクの山の一部を分解します。モノクロテレビと複合機 EPSON PM-A900。

まずテレビ。ネジ3本であっさり開きます。小さいながら生意気にも普通のテレビと同じような構造とレイアウト。モノクロの分回路は簡単です。

お目当てのフライバックトランス。これまで取り出してきたものと比べると二周りくらい小さい。かわいいです。 分解はここまで、個別の部品回収はほかのものとあわせて行います。

つぎに複合機。こちらはそれはもう手馴れたもので、さくさくと進みます。あまりにスムースで写真を撮るのを忘れてました。いきなりスキャナ部の分解から。
まずガラス板。3mmくらいあります。平面の出た敷き板として、切り出して基板として、こんなことに使うための材料として。

そのほかスキャナ部からはこんな部品が取れます。

予想通りステッピングモータは角型のしっかりしたものが入っていました。これだけでも店で買うと数千円しますよね。

続いてプリンタ部を分解していきます。
上蓋を取っ払って、

制御基板を外して、

ヘッドを支持している二本のシャフトを外します。ここまでしっかりしたシャフトが入っているモデルは珍しいですね。古い高級機ならではのコストのかけ方です。

ヘッド部も分解。このプリンタはインクカートリッジを6本も使います。ヘッドの構造も複雑です。

かなりばらけて来ました。

フロントパネル。ほとんど見るべきもの無し。

インク送りのポンプかな、結構複雑なつくりです。こんなの設計するの楽しそう。

私がつまんでいる部分、ひょっとして圧力センサが入っているかと期待したのですが、残念ながらアルミテープと反射型のフォトインタラプタという造りでした。変なところでコスト削減。

分解終了です。入手品の一部はこちら。
ステッピングモータ3個、DCモータ3個、フォトインタラプタとスイッチたくさん、ベルト、プーリーほか、タッピングネジ、ISOネジ山ほど。
ロジック基板はたいしたものが乗っていませんが、機構部品の充実はすごいです。さすが複合機。スキャナ部分とあわせて大収穫でした。


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