ガス冷却ペルチェ方式霧箱 その46 完成宣言

 
“ガス冷却ペルチェ方式霧箱”というコンセプトでの完成を宣言したいと思います。
依然として制御系はバラバラだし、照明はついてないし、電源は三つも四つもいるということで完成度は甚だ低いのではありますが、最重要の霧箱部分はほぼ目論見通りの動作をしております。運転開始時にアルコールの充填は必要ですが「スイッチ入れれば動く」というやりたかったことはできております。
慌てて完成宣言をする理由はもう一つあって、というかこちらがメインの理由になるかなと思っておりますが、一連の検討の結果として「ペルチェ素子いらなくね?」「ペルチェ素子無くしてガス冷却だけにしたらもっと広い観察面が確保できるんじゃね?」という思いが頭をもたげてきたからであります。
最後の最後で行った上部ヒーターの追加の効果は思いのほか大きく、上を温めれば下はシャカリキになって冷やす必要もなさそうという気がしてきました。実際博物館にあるような大型の霧箱はそんな構造になっています。先人たちが検討した結果行きついた構造ははいつも正しいのであります。
こんなことから、今の構造をさらに改善していくよりも、コンセプトそのものを乗り換えてしまった方が良いものが作れそうな気がしているのです。
飽きっぽいとも言いますが(笑
ということで、ガス冷却ペルチェ方式霧箱  の完成を宣言し、しばらく新構造について構想したのちに再度検討したいと思います。

ええ、MFTの申し込みも忘れましたしね(怒

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