いろいろと悩んだあげく、結局レーザ管を買ってしまいました……
これ。
$120 とか安すぎ。送料込みでも$160です。私がCO2レーザ自作を考え始めた昨年末からすると1/3位まで下がっています。これから円安に向かうし買うなら今かな~などと思っておりましたが、自然と指が動いてポチッておりました。
レーザ管の自作は続けるつもりですが、完成してもガスフロータイプでランニングコストを考えると実用的ではなさそうだし、評価するにもちゃんとしたリファレンスがあったほうが良いかなあなどと考えて。全部いいわけですが(笑
で、本日到着。以下開梱の様子など。
業者との事前のチャットで木箱ではないけど大丈夫だよと言われておりました。一抹の不安もありましたが、この梱包なら確かに大丈夫だろうという感じです。振っても何の音もしないので壊れてはなさそうです。
角対策も万全。
カッターで開いていきます。
外箱開梱。それにしても中華発泡スチロールはなんでこんなにももろいのでしょうか。
まわり中粉だらけ。しかもまとわりつくので大変です。掃除機必須。
中のダンボールを取り出します。ダンボールの外側には冷却水を流すためのチューブと接着剤が入っていました。(が、結局このチューブは径が細すぎて使いものにはならないようです。さすが中華クォリティ)
ダンボールを開けます。スポンジで中空に保持された管が出てきました。
こんな感じ。70cm位の長さ。動作試験を行ったらしく、冷却管の内部には水滴が残っています。
光取りだし側。射出口にはシールが貼り付けてあります。
全反射側。どちらのミラーにも冷却水が回り込むような構造になっています。
詳細構造を見てみます。
射出口のシールを剥いだところ。ZnSeのハーフミラーが見えます。10mmφ位。
光取り出し側(陽極側)の構造。本物を手にしてようやくレーザ管の構造がわかりました。三重構造になっています。
外側の太い管の中を冷却水が流れるものと思っておりましたが、外側の管はガスのバッファです。
わかるかな。内側の管はちょっとだけ大きさの違う二重管構造になっており、その隙間を冷却水が流れるようになっています。
全反射側。こちらもミラーまで冷却水が回ります。
冷却水の接続部分。上から下に来ている管が冷却水の管です。一番外の管を貫通し、二番目の管に水が流れ込むようになっています。
ガスが循環するように工夫されたスパイラル管。以前に写真を元に構造を推理したときはこの部分の管でスパイラル管が内側の管とつながっていると思ってみていましたが、現物は単にスパイラル管が衝撃で折れないようにするためのステーでした。管構造のように見えますが、管ではありません。スパイラルの出口はステーの左側にあります。つまりガスバッファに向けて開口しています。
ちょっとわかりにくいですね。このあたりはいずれイラストにしたいと思います。
全反射ミラー。
陰極接続部。
陽極接続部。
長さはこんな感じです。
以上、レーザ管の説明でした。
実は電源も購入しております。まだ輸送中ですが、通関は終了しておりますので火曜日にはとどくと思われます。
ではその他の購入品。
一つ目はArduino。DealExtremeで$11位だったと思います。
いずれ eVY1 を買おうと思っておりますのでその駆動用に。それとMakerはArduinoでしょ、みたいな雰囲気がありますので一応触っておこうかということで購入。
お次、ZnSeのフォーカスレンズ。
ZnSeは毒性があるのでいやだ、などといっておりましたが、レーザ管を買う以上もうそんなこともいってられませんので購入しました。$26位。焦点距離は50mmです。
リニアガイド。THKのLMガイドの未使用品をヤフオクで安く手に入れました。
良い物が手に入ったので、基板加工機を作ろうかなと考えております。
ということで、レーザ管が来てしまいましたのでこのまま加工機作製に突っ込んで行きたいと思います。年末年始で何とか動かしたいところ。
コメント
どうも、ウェイです。
おおっ、ついに製品に手を出しましたね。
あの時、中華製が安いから買うかもしれないと言っていたのを思い出しました。
中華製の状態や使用感など、みら太さんの報告によっては、私も買ってみようと
思いますので、その時はサポートなどお願いいたします。
ウェイさん、お久しぶりです。
買ってしまいました^^;
別途注文していた電源も届きましたので今から通電してみようと思っております。
格安の管と電源の組み合わせなので一抹の不安もありますが、まあ動きさえすれば何とかなると思います。
レポート乗せていきますのでどうぞご覧ください。
もちろん購入の際にはお手伝いしますよ。実は複数まとめて買ったほうがさらに安かったりします。ブログをご覧でご興味お持ちの方は結構いらっしゃるのではないかと思いますので共同購入も面白いかなと思っております。