ボール盤を買ったことで、他にも色々欲しくなってしまいました。
卓上フライスや旋盤や丸鋸盤や糸鋸盤やグラインダなどです。この中で比較的簡単そうで、ある程度の準備をしている物が丸鋸盤の小さいやつ。サーキュラーソーなどといわれるやつです。プロクソンではダイヤモンド鋸をつけて基板カッターなどとして使われています。
これを作ってみようと思います。いきなりまともに動く物は出来ないと思いますが、何事もやってみないとわかりませんので。
ということで、設計です。こんな感じの物にしたいと思っております。
良くわからないですね。以下スケッチアップで書いた図面を参考にして説明します。
まず、使う部品はこんな感じ。中華通販で買った50mmφの丸のこ(後ほど現物写真)、M6のボルト、ベアリング、ナット、そしてプリンタから外したDCモータと、プーリー、ここに書いていませんがベルト、といった物が動くところ。後はMDFの板やら100円ショップの木のブロックやら、スキャナから取り外したガラスやら、例によって専らジャンクを使って作っていきます。
ボルトにベアリング、ナット、丸のこなどこんな風に並べて、ナットを締めこんで丸のこを固定します。ベアリングの外側を保持すれば、鋸はボルトの軸と共に回転します。
プーリーと、軸の反対側を保持するベアリングを入れます。
モータの位置はこんな感じにして、
ベルトを掛けます。色がつくとわかりやすくなりますね。
ベアリングを固定する部分はこのように設計してみました。このあたりがお試しのところ。
このオレンジ色のパーツを3Dプリンタで出力して使います。プリントで強度が保てるよう配慮しながら設計します。
ベアリングは反対側からバンド状のパーツで止めます。これもプリントです。
これで軸が固定されます。
テーブルの支えとしてMDFをカットした物を使います。ベルトを掛けた様子と共に下に示します。
土台を組んでいきます。柱とモータの台座は100円ショップの15x30x90mmの木片を使います。
モータも3Dプリントするバンド状の部材で止めます。テンションが調整できるように長穴を開けておきます。テーブルの余った部分はスキャナのガラス板を使って平面を確保します。
下から見るとこんな感じになります。シンプルな構造です。
モータはレーザディスクを分解したときに手に入れたモータドライバを使って駆動しようと考えております。
では作っていきます。
まずはプーリーです。取り外した物はこのように要らない耳がついておりますのでこれを落します。
買ったばかりのボール盤を早速使用。いらないところに連続穴を開けていきます。
穴をニッパーでつなげば簡単に欲しい部分が外れます。後はニッパでバリを取れば出来上がり。
その他の部材とまとめて。
後は設計にしたがって組み立てるだけです。
ベアリング入れて、
のこ入れて、
のこ止めて、
プーリー入れて、
反対側のベアリング入れれば軸は出来上がり。
これがベルト。プリンタから外したジャンク。
写真は丸材ですが、直方体やら立方体やら買いだめているので、それらから適当に使って行くつもりです。
さて、図面からプリントするパーツだけを選び出して並べます。
これをSTLファイルに出力してスライスし、3Dプリンタで出力します。
まったくすばらしい時代になったものです。こんなの一から作ろうと思ったら大変ですよ。
でもって一生懸命プリント中。
続きは来週です。
コメント