今週は金曜月曜と福岡で仕事があり、週末は実家におります。
久々の実家でのんびりしたいところですが、あまりゆっくりもできない事情が実はあるのです。
それはこちら
なかみその1
なんだかわかりますか?
側面にはレーザ警告シール。
炭酸ガスレーザを光源にして、可動式のフォーカスレンズで深さ方向を、そして二枚のガルバのミラーでスキャンをして、製品表面や銘板に文字や記号を高速にマーキングするというすげえマシンです。
最大出力は80Wとの記載があります。しかも空冷、高周波励起の本格的なプロユースのレーザ管が入っているのです。トロテックとかユニバーサルのレーザ加工機が使っているのと同じレーザ管です。DC駆動の中華ガラスレーザとは根本的に性能が違います。
そしてこちらがコントローラー。フルサイズのデスクトップマシンくらいのサイズがあります。
キーエンス。
マーカー本体に戻ります。こちらは射出窓。炭酸ガスレーザ射出口なので素材はオレンジ色のZnSeです。コーティングは剥がれまくってますが、大きさは50mmφくらいあります。どでかいです。
射出口は本体の下についています。
マーカーはコントローラも含めてかなり劣化が進んでいますが、うまくやれば修理できるかもです。
さらに素晴らしいことに、取説はもちろんのこと、ケーブルから付属品まで全てそろっております。
実はこのジャンク、みら太な日々をご覧いただいたことがご縁で以前よりお付き合いいただいている方から入手したものです。ご商売でお使いだった設備を更新することになり、その際にみら太な日々を思い出してくださりまして「興味ありますか」と打診いただいたのでした。もちろん二つ返事どころか三つ四つ返事でお願いした次第。
当初は横浜基地へお送りいただくことにしていたのですが、よくよく調べてみると結構でかいことがわかり、急遽実家へお送りいただいたのでした。
気持ち的には今すぐにでも手を付けたいところですが、実家には工具らしい工具もなく、ヘキサのネジすら回すことができません。今回は状態を確認するのみです。
ということで今後実家へ帰った時に少しずつ作業して投稿していきたいと思います。
実家に帰る楽しみが増えました(笑
コメント
これはジャンクとはいえ中々の代物ですね。
私もこういうモノが欲しくてヤフオクをよく閲覧してますが、元々の値段設定が高くて手が出せないものばかりです。
私の推測ではみら太さんの自作レーザ加工機のバーションアップに使用するのかなと思ったりもします。
とりあえず開けてみてから考えようと思っております。
いつになるやらわかりませんが、レーザ管が生きていれば(生きているはず)高性能なものですのでご推察の通りの用途です。
日ごろの行いの賜物ですね。すばらしい。
alisunさんご無沙汰です。
日頃の行いはブログの通りろくでもないのですが、これのおかげで素晴らしい方とお友達になれております。
みら太な日々は皆様のご支援で活動させていただいております。
2枚目の写真で何か分かりましたが、実物は見たことがないです。
確かにすごいものを入手されましたね。
たしかステンレスでも刻印できるんですよね?
CO2レーザなのでSUSはマーキングできます。焦げる感じですかね。
私の知識ではどこまで活用できるか謎ですが頑張ります。
おはようございます。
素晴らしいですね!
前職で使っていました。
超硬とかにも刻印できましたよ。
焦点合わせの誘導レーザーとか、よくできているな~って今更ながらに思います。
みら太さんの報告が楽しみです。
ヨッスィ~さん、ご指摘の通りです。CO2と同軸の誘導レーザがどのように光路に入っているのかやっとわかるのです。楽しみです。
問題はいつ作業ができるかです….
おおお,ガルバノ式のレーザーマーカーですか
すごいですね
材料表面でのF値換算でF900000(mm/min)とかになりますよねぇ
ところで私もレーザ加工マシンを自作できたのですが,レーザーの立ち上がりが遅いようです.
F値と距離から推測するに10ms~50msくらいかかっています.
こいつをなんとか1msくらいまで改善してやる方法はないでしょうか
中華DC電源では無理ですかね・・・?
高周波高電圧回路なんてやったことも考えたこともないのでハードルがめちゃくちゃ高いのですが・・・.
Elecさん、どっかのコメントで書きましたが、バラスト抵抗は入れてありますか?
私の加工機ではラスタースキャンで40usec程度のパルス入力にもそれなりに反応しています。参考になれば。
https://mirata.blogspot.jp/2014/06/impact-laser-engraver-plugin.html
みら太様返信ありがとうございます
以前こちらの記事でお返事いただいていたのですね
http://mirata.blogspot.jp/2017/05/blog-post_14.html
気がつかなくて申し訳ありませんでした
後で早速いれて見たいと思いますので
改善しましたらまたコメントさせていただきます
あの後入れてみたのですが,特に改善しないなぁと思っておりましたら実はレーザーのほうは抵抗入れる前から十分に高速に応答しておりました(目視で判定できるのはせいぜい5ms~なので1msで応答しているのか,みら太様のように40usレベルで応答しているのかは波形観測しなければわかりません)
というのも,今,とあるゴム板に彫刻しているのですが,もともとレーザー用のものではないため溶けやすくいのです
それがいかにもレーザーの立ち上がりが遅いと勘違いする原因でした
レーザー用のゴム板を入手したのでそちらで試してみたところ非常にうまく彫刻できましたのでレーザー側に原因がないということが判明したしだいであります.
お騒がせして申し訳ありませんでした
さらに高解像度な印字が必要になった際に抵抗の有無が効いてくると思いますので差が出ましたらまたご連絡させていただきます
私も前の職場でこれを使っていました。おそらく同じだと思います。円弧上に刻印ができていました。
Z軸の高さ調整が要りますね。
COUNTRYMAN1116さん、反応遅くてすいません。
Z軸の調整は取説見ると確かに書いてありました。
動けば素晴らしいのですが、動かないことだけは分っている(だからジャンクなわけですが)のでその辺の確認のやりようが果たしてあるのやら。
夏休みに帰省した時にゆっくり見てみようと思っております。