自作3Dプリンタ(大)その13 Y軸の軽量化とテストプリント2

自作3Dプリンタ

 
動き出した3Dプリンタ(大)ですが、どうも満足のいく結果を出してくれません。
原因はいくつか考えられるのですが、最たるものはY軸です。どうも動きが良くない。おそらく重すぎてモータとベルトが慣性に負けている感じがしています。

これ。アルミの5t板二枚に8tアクリル、プリントの際にはさらにこれにガラス板が乗ります。重たそうです。それをよくあるNEMA17のモータで駆動しています。
ということで、ここの軽量化から着手です。

贅沢に使われている重量物用のリニアガイド。動きが重たそうですが、実際はすいすいで何の問題もないと思われます。スライドブロックはある程度の重さがありますが、ここは軽量化のやりようがありません。

ということで、一旦ステージを分解して、

アルミの板を外します。

これでかなり軽くなりました。

テストしてみましょう。

テストといいつつミクさんの右足をプリントしてみます。
Z軸方向の安定性も見てみたいのです。というのは言い訳で、早くプリントしたくてうずうずしているのです(笑 まあ少し遊んでもいいでしょう。

ええ感じに積んでおります。
層間のずれもありませんから、Y軸の脱調は無いようです。

ふくらはぎを通過。順調です。

膝を通過。全く安定。
Y軸はさておき、Z軸は全く問題ないようです。うれしい。

出来ました。ミクさんの右足。ちゃんと立つんです。

靴。サポート材無しでいきなり空中にプリントしている部分がありますので、そこはやや汚い。仕方ないです。

各層にフィラメントのダマというか、がさがさとした手触りになっています。おそらくフィラメントの押し出し量が多いです。ちなみに、充填は15%です。

いずれ靴と足は分離したファイルにしないといけないと思いますが、この高さが一発でプリントできるのは目論見通りとはいえうれしいです。

さらに調整を進めたいと思います。

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