GWのハードオフツアーで入手した一枚100円の液晶パネルジャンクを分解します。
こちら。厚いものばかり3枚買ってきました。
みら太な日々をご覧の方はすでにご存じ、目的は導光板として使われているアクリル板の回収です。
こちら。
長い間500円~2000円の値付けだったのですが、今回ようやく100円に値下げされてました。待った甲斐がありました。
アクリル目的でジャンク液晶パネルを買うときにはできるだけ厚くて重たいものを選ぶべきです。重たさすなわちアクリルの厚さです。
小型のものは導光板がクサビ形になっているものが多いです。クサビ形の板は使い道が非常に限られます。できるだけ平板になっているものを選びましょう。
大型のディスプレイは導光板の上下両サイドに光源が配置されている(大きいので光が均一になりにくいのでしょう)ことが多いので、迷ったら大きくて厚くて重いものを選びます。テレビのような大型のディスプレイはバックライトが背面に配置され、導光板は使われていません。これを掴まされないように(笑)気を付けましょう。
では行きます。まずは一番薄くて軽い奴から。
裏。
テープだったり小ねじだったり、爪を使った勘合だったりしますが、基本的には外せそうなところをどんどん外していけばばらばらになっていきます。
枠が外れれば液晶が外れます。ガラスですので割ってケガしないように気を付けて作業します。
液晶の後ろには偏光フィルムや拡散フィルム、レンチキュラーっぽいフィルムなど入っています。これらも何かに使えますので取っておくとよいです。
レンチキュラーっぽい奴。
で、フィルムが外れると目的のアクリル板が出てきます。
今パネルは冷陰極管でした。かなり古いパネルですね。
アクリル板の背面は光を反射させるための白シートが敷かれています。
厚さは4mm。
十分な収穫です。4mmのアクリル板のこのサイズは1000円くらいすぐしますよね。
白シート外します。
導光板には光を散乱させるためのパターンがついていることが多いです。この模様はじゃまっちゃ邪魔ですが、機構部品を切り出す分には何の影響もないです。これを意匠として活かすこともありですね。
フィルム含めて結構な収穫でした。
二枚目行きます。
手順はどれも似たようなもんです。
液晶のドライバ基板。フレキで液晶パネルとつながっています。
ルーペで追いかけると面白いです。液晶パネルなんて今では珍しくもなんでもないですが、技術的にはすごいことをしています。よくもまあこんなものを量産したものです。
液晶パネルが外れました。
フィルムが出てきて、
アクリル板が手に入ります。
これは8mmあります。素晴らしい。
3枚目。
同じように捌いていきます。
このパネルは爪による勘合が多いです。
外せばフィルムと、
板が手に入ります。
これも8mmの厚さがあります。素晴らしい。
少しですが、小ねじも手に入ります。小さいネジはあまり売ってないので重宝します。
わずか300円で数千円分のアクリル板を入手。
いやあ、これがあるからジャンク漁りはやめられないのです。
素晴らしい収穫のGWハードオフツアーでした。
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