【依頼案件】ミクさんのサイバーコンソール その42

その他のプロジェクト

 
基板に実装したイルミネーションコントロール回路をシートに取り付ける部分の設計をします。アクリル板にスライドボリュームやLCDを実装し、シート後ろにねじ止めする構想です。
使いやすい配置を考えながら図面を描いていきます。
まずはメインのコントロール部分になるスライドボリュームを描いて、

3つ並べて、

操作部分のスリットを作ります。スライドボリュームのノブが長いので、間抜けにならないようにスペーサーを使って低めに保持します。これでつまみが極端に飛び出すことがありません。まだつまみそのものは入手していませんので、そのうち買わないといけないですね。

基板をとりつける部分はハーネスが這いまわることを考慮してやや大きめの体積を確保しておきます。

スライドボリュームはスペーサで落とした分下の板にも穴を開けて逃がします。

LCDはスライドボリュームより上の方が見やすいですね。この部分をヘッドレストの板の間に挿し込むように固定することにします。

リセットスイッチを取り付ける大穴と、ひょっとすると使うかもしれないスイッチ入力のためにトグルスイッチ取り付け穴を3つばかり開けておきます。
こんな感じでいいでしょう。

切ってるとこから取り出すところまで動画を3本ほど。
アクリル板の厚さは2mmということで高速で二回切っています。

ということで、できました。

完璧です。

では実装していきます。まず基板にねじ取り付け穴を開けます。
Aitendoのガラエポ両面スルーホール基板ですが、ねじ取り付け穴がありません。だから安いのかな。

開きました。穴は3.4mmΦでM3ねじ止めです。

スライドボリュームと12mmスペーサ。

ねじの適当な長さのものがありません。

この長さでは、

足りません。

もう一段長い奴は、

長すぎですね。スライドボリュームの内部を傷つけそうな気がします。

取り付けてみますと、案の定スライドを端まで動かすとねじと干渉します。

ですが、ねじを切断するのも面倒なので両端を使わないようにしてこのまま実装します。

取り付け自体はしっかりして実に良い感じです。

次にLCDを実装します。

これくらい隙間を開けたいですね。

ここのねじはM2ですので、先のスペーサは使えません。スペーサが太すぎてLCDの部品と干渉します。
ということで、このプラ中空棒を使います。外形3mm、内径2.2mmくらいのもので、M2のねじにちょうど良い感じです。

で、これを切断するのはもちろんこれでしょ、ということで久々のアルティメットカッターの登場です。

が、すぐに退場になりました(笑
このプラ棒は材質がポリスチレンのようで、アルティメットカッターのように押し切るタイプでは割れてしまってバラバラになることがわかりました。

結局カッターで全周に傷を入れて折り取るのが最もきれいなようです。

これをスペーサにして、

LCDを固定します。

いい感じに出来ました。

ねじだらけな感じですが、まあいいでしょう。このまま進めます。

次はリセットスイッチです。

これは側のリングを緩めて外し、本体を穴に入れてから改めてリングを締め込めば終わりです。簡単に取り付けできます。

なかなかの配線の山ですね。

そんなに複雑な工作ではないつもりですが、線の数は結構なものになってしまってます。

予備のスイッチつけときます。
今のところは何の構想もありませんが、おそらくいまからいろいろやっていくと「何かをONにする」「何かを切り替える」という制御が入ってくるものと思われます。

そのためにこの辺のトグルスイッチをあらかじめつけておくのです。

基板の取り付けは5mmくらいのスペーサを下側の板に固定することで行うことにします。

部材を持ってきて、

トグルスイッチつけます。
なんか怪しい爆弾みたいな制御系の面になってきました(笑
これはこれで嫌いではありません。いかにもというおもちゃっぽい感じがよいです。

次に下の板に開けた穴にスペーサを挿して裏からナットで固定します。

そこに基板をねじ止め。

上下の板の間は六角のM3高ナット25mmで固定します。

一旦止めてみます。

配線がものすごいことになっています。ハーネスを余裕をもって作っているのでこんな感じになってしまいます。

裏側。

巻き取って固定するものと、切って短くするものを選びます。

リセットスイッチのハーネスは硬いので切断して作り直し、あとは巻き取ってタイラップで固定と方針を決めます。

作業はあとでするとして、

シートの背面への固定を先に検討します。

倒してますのでわかりにくい(写真の下方向がヘッドレスト)ですが、この位置に取り付けます。巨大な勘違いをしていないことを確認します。

LCDの部分がちょうどよくヘッドレストの板の間に入り込む感じ。設計通りに収まりそうであります。このあたりが3D設計の強力さでもあり、気持ちのよさでもあります。
いわゆる「フフッ、設計通り」とつぶやくところです。

逆方向から。

これが一番わかりやすいかな。背負う感じです。

では切断を決めたリセットスイッチのハーネス加工に入ります。

改造して抜群に使いやすくなったカシメ工具氏。

適切なところで線を切断して被覆を剥き、コネクタピンをカシメていきます。
サクサク作業が進みます。

あと三本も同じように処理して、

長さを確かめます。はみ出しもなくいい感じで収まりました。

スライドボリュームの長すぎるハーネスは、

巻き取ってタイラップで留めます。

LCDの配線もボリュームの下に押し込んで見目を改善します。

出来ました。ハーネスもここの範囲では落ち着いてますね。

ではLEDを繋いで実装後の動作確認を行います。動画で。

順調です。次はこれを実際にシートに固定します。

コメント

  1. fuzuki より:

    とても綺麗な収まり具合ですね、流石ですヽ(´ー`)ノ
    赤いボタンはドクロマーク貼りたくなります(笑)
    もう4月も一週が終わってしまい、なんだかんだで準備に追われる日々です

    • みら太/mirata より:

      15-16の週末で一旦まとめるつもりです。
      いろいろとやりたいことは残っておりますが、一旦見ていただくということで。
      頑張ります┗(`・ω・´)┛