ベース部分に引き続き、MDF 部分の本切断を行います。
木部のみで仮組みして、アクリル板の手前までの設計ミスを確認します。
サイバーコンソールの部材には、私のレーザ加工機では切断できないサイズのものが4つ含まれています。適切に分割して当て板などを使って接続することも考えたのですが、ネジ穴が目立つかなあと思っていました。
そこでもうひとつの案として、薄めの板を二枚重ねにし、二層の分割位置をずらすことで擬似的に厚い一枚板に仕上げる方法をまず試してみることに。
こんな感じに分割してみます。
直線で切ると間抜けなので、それっぽくぎざぎざに切ってみたり。
さて、薄い板として使うのはこの2.5mm厚のMDFです。
東急ハンズで 300 x 450mm のものが100円で売っています。その板を6枚、半分に分割して12枚の板を使って張り合わせ部分を作りました。
スケッチアップの図面からばらした各部材をdxf出力し、jwCadに読み込んで整形します。
その図面をいつものようにNCVCに読み込んでGコードを作製、MACH3 で切断します。
切っている所を動画で。2.5mmのMDFは7割くらいの出力でもこのスピードで完全に切断できます。
ひとつめ。
もうちょっときれいな動画。
外すとこを動画で。
二つめ。
三つめ。
こんな風に分割されているものを重ねて、
こうすることで、それぞれの層の切断位置がずれて、4つのピースが一枚の板になります。
この両側板で合計8ピース使います。
さらに外側の飾り側板。
その片割れ、
残り。
これらが、
こうなります。
ということで、重ねて作る部材の切り出しは終了です。
次に残りの部材を切り出します。これらは一度に切れるサイズのものばかりですので、4mmのMDFを使っていきます。
その1
4mm のMDFは若干ゆっくり目に切らないといけません。
という様子を動画で。
その2
だいぶ増えてきました。
その3。これですべてです。
全部材を並べたところ。
さて、こっからがちょっと面倒なヤニ落としです。
量が多いのでサボってオービタルサンダーを使います。細かな所は取れないのですが、仕上げはいろいろ確認したあとからでもいいかと。
白くなってきれいになりました。こんだけで1時間くらいかかりました。
さて、薄板の貼り合わせです。
満遍なく接着剤がいきわたるように、木工用ボンドに若干の水を加えて粘度を落とし、筆で接着面全体に村なく塗り広げます。
位置をあわせながら貼り付けてクリップで固定します。固定時間は数分で十分です。
出来ました。つなぎ目がはっきり見えますが、周りのエッジと角度をそろえてそれっぽく切ったのでそんなにおかしくはないと自画自賛。
ですが、困ったことに結構ずれがあるんです。写真ではわかりにくいですけど。
レーザのビームがレンズの中心を通っていないようで、キャリッジの位置によってビームの角度が若干振れているようです。各パーツは板の中に納まるように回転配置しましたので、上下左右で微妙にビームの振れ方向がずれており、反対方向にずれあったピース同士は1mm近いずれがあります。
これは何とかしないといけないですね。
削って仕上げてみて問題なければそのまま生きたいと思いますが、削りでは吸収できないようであれば、分割切断した 4mmMDF を当て板とネジで繋ぐ方法に変更しないといけないかもしれません。
もう一枚の側板を貼っていきます。
こんな感じに前面に木工用ボンドを塗ります。
クリップだらけ。
クリップだらけ その2。
クリップが足りなくなりました。総動員であります。
もう一息。
ようやく全部貼り終わりました。
来週まで放置して接着剤が完全に固まった所で削り作業を行います。
といいつつ、我慢できずにちょっと組んでみたり。
ばっちりですね。
逸ってはいけません。
我慢であります。
来週は仮組みを仕上げたいですね。
コメント
おお( ゚ω゚ )
ぉぉぉo(゚Д゚ = ゚Д゚)o
何だか只眺めてるだけなので申し訳ない気持ちに…
感謝感激です!