Maker Faire Tokyo 2013 みら太なまとめ

雑談

 
写真に重複もありますが、MFT2013を振り返っておきます。
あちこちに参加報告はありますが、みら太なりのまとめをということで、私の興味を中心に写真と動画を並べていきます。

参加したのは11/4(月)二日目です。
開場15分前くらい。200人くらい並んでいたと思います。

周りの様子。小雨が降っていました。

正面ディスプレイの案内。
開始は10時でしたが、10分前くらいからFaire開場のゲート直前まで誘導されました。

gateに向かう人々。

科学未来館と言えばこれ。

開場すぐ横で開始を待ちます。

係りの方からリストバンドを配られました。これを手首に巻きつけます。一日有効のパスとなります。開場がいくつにも分かれているのでこのような方法で来場者を見分けるようです。

期待高まる数分前。

すぐ横にはレーザカッターが。

奥には3Dプリンタがたくさん見えます。

ということで入場。
まずは3Dプリンタ。

Gコードを作るアルゴリズムを考えて一筆書き風にプリントすることで織物っぽい質感を出す事に注力したプリンタ。サンプルも気前よく配ってました。

MakerBot のプリンタ。さすがにきれいです。

送りの機構をよく見せていただきました。
ステッピングモータは思いのほか小さい物が使われています。

ご存知reprapプロジェクト。

初の縦型を展示してありました。数日前に動き始めたとのこと。
「何がすごいんですか」と言う質問に、「プリントが滑らかになる、背が高い物が作りやすい」などとの回答がありましたが、「結局のところかっこいいというのが一番ですよねぇ」と聞いたら、にっこりと「その通りです」との期待通りの回答をいただきました。

3Dプリンタの精度改善について色々とノウハウを教えていただきました。
秘密っぽい話もありましたので詳細は伏せますが、やはり地道にメカ部の精度を上げていくところがポイントのようです。

こちらはホットエンドの代わりにシリンジポンプを持たせて液体を使ったデモ。

皆さん熱心に見ていらっしゃいます。

こちらはホットプロシードさんの光造型機B9クリエイタ。

プロジェクタで下部から光をあてて丈夫にあるトレイ内の光硬化樹脂を固めていきます。

全体はこんな感じ。

樹脂が入ったトレイ。
湯前社長より詳しい仕様を説明いただきました。ありがとうございました。

お隣のブースのCNCフライス。ごついです。28万円。

過剰と思える位のシャフトとボールネジの太さです。
ご説明の方曰く「強いに越したことはないでしょ」 その通りです。

ステージはアルミ押し出し材で作られていました。

同じところの3Dプリンタ。二つのホットエンドが一つのヘッドに作りこまれていました。

ここもメカ部を参考にしたいのでよく見ておきます。

ニキシー管はあちこちで見かけました。
みんな大好きニキシー管。

こちらは磁性流体を上に並べた電磁石アレイで引き上げてパターンを作るオブジェ。
磁性流体はアルコールの中に入っていました。磁性流体の溶媒は何なのか知りませんが、直交溶媒があるのですね。

あちこちで紹介されているトースタープリンター。
すばらしい情熱です。リード線とニクロム線の接続が難しかったろうと思います。調整に苦労していましたが、ちゃんと文字は読めましたよ。
パンの取り出しが箸と手だったのがワロタ。

かわいいやつ。ARになっててますますかわいかったです。

ハンドタオルと、

傘。

柄の顔。かわいい。

こちらもARになっています。

動画を。

こちらは芝生っぽい起毛加飾のデモ。

手触りが斬新です。

軌道エレベータ。時間が足りずほとんどは無しを聞けておりません。残念。

球形ディスプレイ。これも期待していたのですが、私が行ったときにはまだ立ち上がっておらず、その後は時間がなく、結局見る事が出来ませんでした。残念。

今回驚いた物のひとつ。
すばらしい作品でした。これを100円ショップであるような物で作っていらっしゃるのです。
言葉もないです。

動画を。

これはちょっとワロタですが、なかなかよい作品。ちょっと欲しいです。
ノートPCのキーを叩くたびにリレーがカチカチ動きます。それだけなのですが、キーボードのクリック感が一段変わるというか、タイプライターでも叩いているようななんとも不思議な感じです。

これもどっかで紹介されていましたね。ベアリングを入れて静音化したトイレットペーパーのロールです。

これもすごかった。
ハンドピアノ2つ、鉄琴、太鼓、シンバル、それに一番上のマスコット(多分ハイハット)すべての鍵盤の下にモータドライブのハンマーが仕込まれており、MIDIデータにしたがって演奏します。

ものすごい作りこみです。

ハンマーは100円ショップのピンを使っています。これもみら太的にはポイントが高いところ。

動画を見てください。音がうまくとれていないのが残念なところ。

ソレノイドを使ってボウルやらカップやらをリズムよく叩いています。
スマホから制御しているということ。見ていてニコニコしてしまう作品です。

これもみら太的にはポイントが高いスターリングエンジン。ポケットカイロの熱でエンジンを動かし、発電してLEDを光らせるというデモでした。

これもあちこち取り上げられてますね。初期のコンピュータというかロジックの塊を再現した物。
私が小学校の頃の話です。

なんでも作っちゃう、かも。」さんのブース。手作りの3Dプリンタ。すばらしい。

 あみっどらいぶ。

水と光のオブジェ。
水にグリセロールを溶かして粘度をあげると揺らめきがゆっくりになって幻想的になるんじゃないかなあと思いましたので、そんな提案をしておきました。

これもあちこち取り上げられてますね。oscilloclock.com さん。すばらしい情熱です。
何が彼をそこまで惹きつけるのか。

消しゴムスタンプのおじ様二人。いやあ職人でした。作り方を教えていただいたのですが、とても出来るような気がしません。
「”こんなことやってると疲れますよね”とよく言われるんですが、ちっともそんなことはないんですよね。集中しているとすべてを忘れます。疲れなんかありませんし肩もこりません。」と話してあったのがとても印象的でした。私もすごく共感出来ます。趣味に没入すると言うこはそういうことなのです。

このものさしがすごかったと思います。目盛りが線になっているということは、消しゴムを削るときに目盛りの部分を残すということですよ。すごいですね。

電子部品を使ったアクセサリ。他にも色々提案されていましたが、ここがもっとも洗練されていたように思います。

卵を落しても割れない方法を検討するワークショップ。
面白そうなのですが、何せ時間がない。

メーヴェみたいな機体を作っているプロジェクト。これもほとんど見ること出来ず。

バイオ系も好きなんですが…

会場見取り図。年毎に規模が大きくなっているようです。

スポンサー。

外ではエンジンだの空気砲だのという物騒系のデモが行われております。

消火器を使ったタンクを背負った若者。

空気砲のデモでした。
田舎にある鳥追いみたいな音。

人力外骨格。これもあちこちで話題になっていますね。

結構ご年配の方の自作楽器、というか自作MIDIコントローラー。自動で和音のデータを送って音源を鳴らします。ノリノリのデモでした。

再び外骨格。

自宅にDC系の配電をするという興味深い展示でしたが、出展者の方がおらず話が聞けませんでした。

 こんなところにもゆっくりが。

土鍋でご飯炊き。火力を自動コントロールして最適な火加減を実現。
こんなのが面白いのです。火力調整部は3Dプリンタで作製。

別途触れているリレーを使ったロジックで動かす時計。
すばらしい。

放射線計。出展者不在で話が聞けませんでした。面白そうなのに。

回転ディスプレイ。
これもいつか作ってみたい物のひとつ。

動画はこちら。

ニキシー管自作!
近い!近いです。私のやっている事にきわめて近いです。
突っ込んだ話をしたかったのですが、やはり出展者不在。ですが、仲間の方にそれなりに詳しい話を聞く事が出来ました。
やはりガスの調製にはそれなりの作りこみが必要になりそうですね。なんとかそこを安く上げたいのですが。

表示部の電極パターンまで自作されており、ガラスフラスコ以外はほとんどすべて手作り。
すばらしい。

WBSでも取り上げられた「勝手に入るゴミ箱」 まさか現物が見られるとは。
上から見たところ。

裏側。

 かわいいダンボーのロボ。

動きます。

 タイム24ビルのロビー会場。

このポスター欲しいです。売ってなかったけど。

 うねうねするやつ。

動画。こういうの好きです。

会場の周り。

出店というかおしゃれめの移動販売もいくつか出てました。

再び本会場。
ビスマス!インゴットがいい感じです。結晶というのはみら太の中でもいつか取り組んでみたいテーマです。インゴットもずっしりとして非常によい感じでした。いかに過冷却状態をうまく作り出すかが結晶作りのポイントだという事でした。

自作PCR。
原理は難しい物ではありませんので作れるとは思うのですが、ほんとに作るところがすばらしいです。
現実的にはプライマやTaqの入手が素人には難しいと思いますし、増幅したDNAをどうするのかというところも問題です。電気泳動までは出来ると思いますが、染色のための薬品は毒性が高い物が多いです。
しかしながら意欲的な取り組みと思います。

こちらもPCR。

開けたところ。ヒータとペルチェクーラーで温度を上げ下げします。

これも非常に面白かったです。
くまどりモータの回転磁界を使って磁石を振動させ、それを前後や上下方向の運動に変換するオブジェです。
非常に面白いです。出展者の方に「私も作っていいですか」とお尋ねしましたところ、ご快諾をいただきました。ぜひやってみたいです。

くまどりモータはロータを抜いてありました。

動画を見てください。

こちらはあのミクさんです。
わかるかな。

現物が見れるとは思っていなかったので感動です。

もちろん元気に動いておりました。

物販コーナー。
オ・ライリー主催ですので、本はもちろんのことTシャツやらトートバッグやらカップやらと色々ありました。

展示最後は気泡ディスプレイ。これもひじょうに興味があったのですが、時間切れでした。

自分へのお土産はこの栓抜き。かっこいいです。

以上、MFT2013のまとめでした。
来年も行きたいです。

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