不思議な振動するオブジェ その1

電子工作

 
Maker Faire Tokyo 2013今江科学さんが出展していらっしゃいました「不思議な振動するオブジェ」にいたく感銘を受けました。

これです。

動画をもう一度。


佐藤慶次郎(2009年にお亡くなりです)という非常に多方面で活躍された方の発明ということで、特許もとられています。(特許権は切れております。)
今回ご出展の今江科学さんもこの発明にいたく感動されたということで、佐藤氏の奥様にコンタクトしてご承諾を得、レプリカをお作りになったのだそうです。
会場でしばらく見ておりましたが、飽きの来ない、実に面白いオブジェです。
「私も作ってみていいですか」と聞きましたところ、特許も切れいているし問題ないでしょうということでしたので作ってみる事にしました。
今回は原理確認のための予備実験的な作業です。
まずはくまどりモータ。ちょうどいい事に持っております(笑 それにしても何でもあるなあ。
入手元はもちろんジャンクです。ここで電子レンジを分解したときにファンについていたモータです。

100V用なので、まさにこのまま行けるという物です。

早速ACコードをハンダ付け。

マグネットを準備します。ネオジム磁石の強力なやつです。マグネトロンスパッタリング用に購入しておいた物のひとつです。

これを記憶を頼りにこんな感じに固定します。強磁性体だと磁石が張り付いてしまいますので、銅線を使います。

そしてモータを近づけておいて、

プラグをコンセントに刺します。
すると、直ちに振動を始めます。予想通りの動きです。しかしながら振動はそれほど強くはありません。やはりロータは抜く必要があるようです。

ということで、ロータを外します。ねじ二本で取り付けられているだけですので簡単に外れます。

改めてコイルを置いて、

通電しますと、
これはすごいです。ロータがあるときとは全く振動の力強さが違います。
良い感じです。
あとはうまく磁石が動き回るような線径と形状を探せば良いですね。うまく作ると面白い物が出来そうです。太めのアルミ針金を買ってこないといけないな。

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