車載オーディオ交換、サブウーファ搭載

修理、改造

 
昨日8/31で前職を辞めてからちょうど一年が過ぎました。現職に移ってからちょうど一年ということであります。新入社員ではなくなった感じかな。
以前いた会社はでっかいところでしたが、今は某ベンチャーに所属しております。小さい会社ですのでなんでもやらないといけないし、なんでもできる実に良い環境です。ここのところ事業の立ち上げが本格的になってきており、毎日忙しくも楽しく仕事をしております。いろいろ考えた挙句の転職でしたが、大成功だったと思っております。

ということで、仕事は楽しくやっているのですが、職場が遠いため毎日の通勤が大変という悩みがあります。
転職当初は電車で通っておりまして、片道90分以上かかっていました。そういえば、当時自宅から最寄り駅までの移動に買った電チャリ(パナのハリヤ)が非常に気に入り、これを大いに称賛した投稿をしたところ、誰がどこにリンクを貼ったのか知りませんが、すごい数の方にご覧いただている状況だったりします。
それはさておき、でその後冬になって自転車も寒くなってきたのでどうしようかなと思い、試しに車で通勤してみましたところ、やっぱ楽なもんでそのまま車通勤になってしまいました(笑 ということで、今は車通勤をしています。
あ、ハリヤにも乗っていますよ。週末雨が降らなければ必ず乗るようにしています。電チャリは相変わらず快適な乗り物であります。今週も往復15kmくらいの図書館まで行ってきました。
さて、車による通勤のほうは片道30kmを越えます。往復60km、毎日3時間近くかけて通勤しています。幸い郊外から郊外への移動で、福岡の街中を通る必要がありません。田んぼの中を抜けて峠を越えて、住宅街を抜けていくといった感じの道であります。
ということで、朝の通勤30kmというととても大変な感じがしますが、実際はほとんどの行程を50km/h以上のスピードで自然豊かな風景の中を走り続けるという道ですので、そんなにストレスがたまるものでもないのです。
しかしながら、時間がかかるのだけは何ともしがたく、最近はすっかり風景にも慣れてしまったのでやや退屈であります。ということで、いつもお気に入りの音楽を聴きながら行っております。
例によって長大かつ冗長な前置きですが、今回の投稿はこの通勤時の音楽環境についてのです。

通勤に使っている車はスズキのソリオです。みら太な日々といいながら、ダイハツミラではないのです。この辺りはすでにここここに投稿済み。
この車の音関係については、スピーカーを交換した時の投稿をここにしています。
実はカーオーディオも自力で交換していたのですが、それについては投稿しておりませんでした。ので、そのあたりも今回の投稿に含めてまとめておきます。

まずオーディオの交換から。
まあ、みら太な日々のやることですからオートバックスに持ち込んで国内ブランドのオーディオを組みつけてもらうなんてことはあり得ないわけで、買ったのはこのhizpoのAndroidカーオーディオです。もちろんAliexpress。

しばらく前なのでAndroidのバージョンは7.1です。
いまは8か9かな。このあたりが後継機種です。

私は20,600円送料込みで購入しました。
ちなみに、技適はありませんので、wifi/BT使ったら電波法違反になります。ご注意を。
この技適の問題があったので、これまで投稿を控えていたのです。が、最近の商品販売状況&技適周りの行政サイドの緩和措置なんかを見ているとあんまり神経質になる必要もないのかなと思って公開することにしました。
以下わたくし個人の責任で記載しています。

開梱から

ケーブル類もしっかり同梱されています。が、例によって説明は最小限です。

フロント。2dinサイズ。画面が大きくて使いやすそうであります。

だいじな接続説明。これがあればたいていは何とかなります。

同梱ケーブルを確認します。ラベルが中国文字ですが意味は簡単にわかります。漢字文化圏に生まれたアドバンテージですよね。

ケーブルの種類はものすごいですが、全部を使うわけではありません。
下のRCAプラグは外付けアンプ接続用のハイインピーダンスのオーディオ出力なので後述のサブウーファ用以外は使いません。

でもやっぱりこの数には圧倒されますよね。

このまま組付けに入ってもいいのですが、Androidのセットアップをして、必要なアプリケーションを入れておくと手間が省けます。
とりあえず電源だけ繋いで起動確認をしましょう。

定電圧電源から12Vを供給します。

いろいろと必要そうなアプリをDL&インストールしてセットアップを行います。が、多くのアプリは使えないか使いにくくてインストールする意味がないです。画面が横に広い状態で縦表示ですから、ほとんどのアプリが想定するアスペクト比ではないのです。ということでUIが崩れたり、ボタンが押せなかったり、画面の半分以上がメニューバーとステータスバーで占領されたりします(笑
まあカーステレオとして使うわけですから、Powerampが入っていればそれでいいのです。もちろん壁紙はすかさずミクさんに変更します(笑

セットアップが済んだら組付けです。
現状取り付けられているのはALPINEの1dinオーディオCDE-121J。これを外して換装します。

ダッシュボード周りの分解についてはみんカラあたりを検索すればすぐわかります。
ソリオはめっちゃ簡単に分解可能でした。

ここまで3分くらい。

接続を確実にするために現在使われているハーネスセットを流用します。
コネクタを外す前にきっちりと記録を残しておきます。これだいじ。

面倒なのでこの状態で作業台に持ってきました。

まず外して、

今ついているハーネスを活かしながら、新しいシステムを接続していきます。
ギボシ使います。いやハンダ付けでもいいんですが、車の伝送系の接続ってギボシかスリーブ使うイメージですよね。ということでなんとなく。

まあ多分間違っていないだろうと思いつつ進めます。
カーオーディオは室内オーディオにはあり得ないエンジンキー、スモールランプ、バックギアなどといった線接続がありますし、電源も常時ONとアクセサリONがあり、さらにGPSやらの接続もあります。ややこしいですが、業界でハーネスの色が統一されていますのでおおよそはわかります。間違っていても爆発するわけではないので楽観的にいきましょう。

接続が済んだら確認したいところですが、実際に車に接続しないとやりようがありません。ということで、うまくいくことを前提にフロントパネルへの組付けをしてしまいます。

ここで結構な紆余曲折があったのですが、割愛。なんとか収まりました。
2dinサイズということで、それこそ規格に則った寸法になっているはずなんですが、最後のコンマ何ミリというところは力業だったりします(笑

ちょっと奥っぽいですがまあいいでしょう。つかこれ以上前に出すとサイドの鉄板が見えてしまうのです(笑

固定自体はがっしりしていますので振動が問題になることはないでしょう。

では車に戻っての作業です。
まず、窓の目立たない&邪魔にならないところにワンセグのアンテナを取り付けます。

同様にGPSアンテナを取り付けます。
この間内装剥いだりしてますが、その辺もみんカラ見たほうが早いです(笑

コネクタがかさばるところをやや無理やりっぽく押し込んで固定。

ミクさん降臨。

…..と、ここまでがオーディオの取り付けでした。
これを作業したのが去年の秋口でした。

で、今回はこれに加えてサブウーファを搭載しました。
使ったのは、このDENONのUSW310です。

サブウーファなので正面にはサウンドホールはありません。スピーカーとバスレフホールは共に底面に下に向けて取り付けられています。

ちなみにハードオフで500円(笑
みら太な日々が大きな投資をするわけがない。

USW310はパッシブスピーカーですのでスピーカーへの入力端子があるだけです。実にシンプル。

パッシブスピーカーはアンプがついていませんから、外部にアンプが必要です。
が、取り付けたオーディオにはサブウーファの出力はあるものの、外部アンプに接続するためのもので直結しても全く音は出ません。

ということで、外部アンプを増設します。
アンプ内蔵のサブウーファというのもたくさん売られていますのでそれを使うのも手ですが、今回ハードオフを見て回った中には都合のいいものが無かったのです。都合がいいものというのは「アンプは内蔵されているが、電源は外にアダプタがあって、本体にはDC(望ましくは12V)が入っているもの」です。100V接続、つまりサブウーファから100Vコンセント用のケーブルが出ているものはいくつもあったのですが、これは改造が面倒です。どうせ中でDC作ってるんですが、基板が一体だった場合は追跡が面倒です。
ちなみに、車にインバータ持ち込んで、車バッテリー12V→インバータ100V→スピーカー100V入力→内部でDC12Vあたり、といった無駄なことをやっても音は出せます。あとはこだわりの問題です(笑
あ、もっとまともなのは車載用のアンプ内蔵サブウーファを取り付けることです。当たり前か。

さてアンプです。サブウーファ専用のモノラルアンプをAliexpressで注文していますが、到着はしばらく先になるでしょう。ので、手持ちのアンプを使います。
これ。このアンプ基板はなんとみら太な日々の2012年6月のブログ開設初回投稿の時に作ったものです。ちなみに今お読みのこの投稿が870件目です。7年3か月かけてここまで来ました。我ながらよく続くものだと感心しております。

それはさておき、この基板、もちろん仕様なんて忘れております。7年間放置でありました。乗っているICを見てみるとTEA2025Bとのマーキングがあります。
まさか自分で作った基板の解析をすることになるとは思いもしませんでしたが、この型番でデータシート等探してみてみます。
….なるほど、2.5Wのステレオアンプみたいですね。電源は3-15Vとええ感じであります。使えるでしょう。

シガープラグから電源確保するためにこれを使います。こちらもおもちゃ箱に放り込んだままになっていたオーディオのFMトランスミッターです。一時期はやりましたよね。でも音が悪すぎだったのです。ダイナミックレンジも音域もぐしゃっとつぶれた感じで聴くに堪えませんでした。ということで分解してソケットのところだけをいただくことにします。

ばらします。

レギュレータ基板にばね電極がはんだ付けされてますね。この基板ごと使いましょう。

レギュレータの上流に引き出し線直結します。
これでもヒューズは通りますから過電流対策も確保できて好都合です。

基板側にuxcell端子台を載せます。

接続してテストします。アンプはステレオですが、カーオーディオのサブウーファー出力はモノラルなので左右両チャンネルに入力します。出力は差動で取ってみたりもしたのですが、位相がひっくり返ったら嫌なので右チャンネルだけ使うことにしました。

接続の様子。ここではローパスフィルタとかかませてませんので、摩訶不思議な音がサブウーファから聞こえてきます(笑

なんであれ鳴ることが確認できれば問題ありません。
お次は固定です。この辺にねじ止めすることにします。そうすれば上部にボリュームつまみが飛び出しますのでゲインの調整ができます。カーオーディオのタッチスクリーンからも調整可能ですが、イコライザ画面まで移るのが面倒です。運転中は触れませんし。

下穴開けて、

木ネジで止めます。

ばきっとやったらおしまいですが、壊れたら交換すればよいだけなのでお気楽に取り付けます。この辺が細部までわかってやっている者の強みですねえ。

完成。

車載はこのフロントシートのウォークスルー部分に行います。

これがまたピッタリなんですよ。というか、サイズ測って買いましたからね。
サイズが合うというのも購入時の大事な選択要素でした。
シートに挟まれてしっかり固定されますし、上部はテーブルにもなる(笑

アンプはこの位置に来ます。背面を前に向けていますので、リアシートから見たときは化粧面が見えることになって外観も美しいです。

改めてフロント周りを外して、

ごちゃごちゃの背面と再度対面します。

ここからサブウーファの線を引き出して接続して完成しました。

最後に完成後の音の変化を動画で、
と思ったのですが、サブウーファのゲインを上げると動画を撮っているスマホのマイクが飽和してしまって音が割れます。
実際は実に迫力がある締まった低音が響いていい感じなんですが、伝わらなくて実に残念であります。

ということで、500円プラスアルファで車内の音響環境が大きく改善されました。
明日からノリノリで通勤したいと思います。

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