横浜へ単身赴任する前に乗っていたダイハツミラがみら太な日々の名前のもとになっているのですが、そのミラというかみら太はすでに手元にはなく、今はkama_AGEさんのところで元気に働いております。
で、私の方は福岡に帰ってきてからはスズキのソリオに乗っております。これはもともと義父が乗っていた車で、kama_AGEさんにみら太をもらっていただくきっかけになった物です。
義父が免許返納を決めたため、急遽ソリオがわが家にやって来ることになり、慌ててみら太の里親探しをしたところ、kama_AGEさんに手をあげていただいたのでした。
といった経緯で現在はソリオに乗っているわけです。で、今回そのソリオに乗っているオーディオ用のスピーカーを換装しました。
普通に対応品からスピーカーを選べば「開けて換えて閉める」だけでいいのですが、そこはそれ、ケチな知恵と工夫で楽しむみら太な日々でありますので中古スピーカーを活用しようとしましたところ、換装の際に若干のDIY要素がありましたので投稿しておこうと思った次第です。
では行きます。こやつが攻略対象です。
面倒な運転席側のドアから行きます。
何が面倒なのかというと、電装です。扉4枚分のパワーウィンドウ、ドアロック、ミラー開閉と傾き調整とたくさんスイッチがついていますので、内装外すとかなりのハーネスを引きずるはずです。
交換するスピーカーはこちら。ハードオフ新宮店で中古(※珍しくジャンクではなく中古です:笑)5,400円で購入した、
このパイオニアのTS-F17、2wayスピーカーです。
ネットで調べた事前情報でサイズはよくある17cmとわかっておりましたので後先考えずに購入。
右ドアの内装外します。ねじ一本外せばあとはプラスチックリベットで止まっていますのでバチンバチンと外していくだけです。
内装抱えたままコネクタ外さないといけませんでしたので写真を撮るのが不可能でしたが、運転席側のコネクタは二つで、これと
これ。いずれも爪を押さえながら抜き取るというよくあるタイプの勘合になっていました。
で、これが最初から搭載されている純正というか標準スピーカーです。
とりあえず見えるネジ3本を外します。
するとあっさり外れてきます。か、軽いです。25W、4Ω品。非常に簡単なスピーカーです。マグネットが小さいこと。
それでもそれなりに鳴ってはいましたが、やはりボリュームを上げていくとごチャットするというか、大騒ぎな音というか、どちゃっとひと塊になって何ともすっきりしない音になっていました。やはり標準品はこんなものなのかな。
接続はいわゆるギボシと言われるやつです。このタイプは平型なのでギボシではないと思うんですが、世間一般にはギボシで通ってしまってますね。
外すときは引っこ抜くだけです。
新旧顔合わせ。
このマグネットサイズの違いはどうですか。
まあ、かたや25W、もう一方は150Wですから違って当然っちゃ当然ですが、あまりにちがいます。純正品はコストダウンが徹底しております。
あんまり重さが違うので興味本位で計ってみました。
まずTS-F17。750g近くあります。
こちら純正品。180g余り。比べるのが可哀想なくらい軽いです。
では取り付けに入ります。
純正品はこんなアンカープラグ的なもので取り付けられていました。
外してみます。これが流用できれば楽なんですが、
残念、穴は3か所でした。ほかに取り付け穴もありません。
TS-F17はこの通りネジ穴4か所です。
さてどうしたものか。としばし考えて、準備したものは、
ハンマーとセンターポンチ(笑
レーザ加工機でアクリル板切り出してアタッチメント作るかなとかいろいろ考えたのですが、結局みら太な日々らしい結論となりました。
位置出しして油性マジックペンでマーキングし、ドリルで穴開けます。とりあえず3.4mm開けてみました。
スピーカーケーブルを、
接続して、音が出ることを確認します。この時大事なのはケーブルの極性を確認しておくことです。
助手席側はまだ純正スピーカーがついていますので一緒に再生させて運転席と助手席の間に頭を置いてステレオ感を確認します。この時ケーブル接続の極性が違うと何とも表現がしにくい実に変な定位というか、非常に違和感のある響きになります。昔は小学校の運動会や町内の盆踊りなんかでこの辺りを理解していない人が逆極性に繋いだスピーカーで摩訶不思議な音場を作っているなんてことがよくありました。右と左で位相が逆なわけですからまともな響きになるわけないです。
この確認が出来たら、あとは今開けた穴にM5のタッピンを無理やりねじ込んでスピーカーを仮固定します。
んで、助手席側に取りかかります。
助手席側の電装はパワーウィンドウのスイッチだけなので比較的簡単です。
このねじ外して、
この状態にしておいてから側に6か所くらいあるリベット抜いていきます。
電装系のコネクタはこんな形。
もちろん運転席と同じものがついています。
外して、
抜いて、
穴開けて、運転席側と同じように取り付けをするだけ。
これで完了。
結局穴開けることになってしまいましたが、決断さえすればその後の作業はなんてことないレベルでした。
肝心の音は大きく改善されましたよ。いや期待通りのすばらしさ。
音が堅く締まっていると言えばいいですかね。ベースがベースに、ボーカルがボーカルにそれぞれ分かれて聞こえるというかなんというか、ひとことで言えば「ちゃんとした音」になりました。
締まった音というのは不思議なことにボリュームを上げていっても音が大きくなるだけでうるさくはなりません。やっぱスピーカーの鳴りに余裕があるからですかね。
私は別にオーオタではありませんが、ここまで違いが歴然としていると純正/交換品比較で何回クイズ出されても百発百中で当てる自信があります。そのくらい変わりました。
これで通勤もドライブも楽しくなりそうです。
コメント
これからは「みら太な日々」改め「そり男な日々」になるのでしょうか?w