レーザ加工機(黄色)への排気ファン取り付け その2 完成

レーザ加工機

 
レーザ加工機(黄色)を参号機と入れ替えます。

こちらが参号機。
このブログをご覧いただいている方にはすでにおなじみ。40WのC02レーザ管と電源を中国から購入して、あとはジャンク品をフル活用して自作した加工機です。MDF製で見た目はいまいちですが、性能的には中華の加工機をはるかに上回る自信の一作であります。
これを今回レーザ加工機(黄色)と入れ替えます。

こちら。排気ファンの固定がすんだところです。次の作業はダクトの取り付け。

こんな感じで取り付けたいところですが、

ファンの吹き出し口は四角であります。
このファンはもともと布団乾燥機なのでダクトのことなんか考えてあるはずもありません。

ということで、ここにダクトとのジョイントを作ります。

異形のジョイントとか作るなら3Dプリンタ一択でしょう。
ざっと寸法をあたってfusion360でさくっと設計します。サポートが要らないようにするために分割しました。

スライスして、

プリントします。

出来ました。いろいろ割愛。

もう一つのパーツも作ります。

出来ました(笑

では取り付け。

ツバが出てたりして結構複雑な形をしているんです。

そこにぴったりと収まります。つか、そう設計したので当然なのであります。

ダクトを接続する上部パーツはジャンクネジで止めます。

隙間もなくええ感じであります。

毎度思いますが、面白くも恐ろしい時代になったものです。こんな異形ジョイントがわずか数時間で手に入るのです。素晴らしすぎ。

ダクトは当然ぴったりと合います。

準備完了。

ということで参号機を分解撤去します。

モータドライバと電源。A4988がXY各軸とステージ昇降用のZ軸に使われています。手前のつまみはレーザ出力の調整用。
パラレルポートになっているのは、MACH3で全体制御を行っているためです。

配線外して本体を作業台上に移動させます。

背面。レーザ管むき出し。だがそれがかっこいい。

ダクト撤去します。
参号機のダクトは窓の外に排気していました。

電源と電流計。15kVの高圧電源ですが、要所を押さえれば別に危険なものではありません。

冷却水タンク。例によって「うぎゃー!!」な状態でしたが、手袋をして洗いました。

参号機に取り付けていた排気ファン。宮崎のAnchanさんに横浜基地までおくっていただいた一品。めっちゃ強力です。

すっきりしました。
この台は長方形ではなく台形です。横浜基地のマンションが変な形の部屋だったのでそれに合わせて切ったものです。何物も無駄なく活用。

とりあえず移動させて、

位置決めて、

ダクト刺して、

びよーんと伸ばして、※こんなに伸びるとは思ってませんでした

換気扇まで引きます。これなら窓開ける必要ありませんし、換気扇とのダブル排気で効率が良いです。我が家は裏が道路になっており、しかも3m近い高さの擁壁の上に建ってますので換気扇から排気してもまず臭いのクレームが入ることはありません。

冷却水タンクセットすれば移動完成です。

排気口部分。冷却水配管とか圧縮空気とか通ってますが、まず問題ないでしょう。

これにて本格稼働開始です。

が、まずは訳が分からない駆動ソフトMoshiDrawを攻略しないといけません。
いやマジで訳が分からないんですこのソフト。誰か情報お持ちではないですか?
工作工房さんのマニュアルは読んでるんですが、どうも思い通りに動きません。作業原点が図面上のどこにあるのか謎なのです。上下左右もひっくり返ってるし。
ということで、バリバリ切るにはしばらくかかりそうです。

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