E3Dヘッドを半ば無理やり取り付けたキャリッジをプリンタに組みつけます。
修理途中で放置されていた3Dプリンタさん。
旧キャリッジをばらします。
まず配線をほどいてパーツごとに分解して行きます。
旧キャリッジ。
約二年間働いてくれました。お疲れ様。
モータを新キャリッジに載せ替えます。
まずはテストです。短いフィラメントを差し込んで温度が適切にコントロールできるか確認します。
X軸周りがばらばらになったプリンタさん。
キャリッジを仮乗せして、
基板へ配線を行います。
新しくボディを冷やすためのファンが増えていますが、これの電圧がわかりません。5Vでも回りますが、よわっちいです。少なくともアルミのフィンの部分を冷却する必要があるのですから、ある程度の風量が要るはずです。
いろいろ試した結果、電圧が間違っていたらと思うとちょと怖いのですが、12Vをかける事にしました。このファンは常時回転でよいはずですので、電源から直接分岐配線します。
Repetier-Host を起動してヘッドを昇温します。
配線がばらばらでひどい状態ですね。
を?
いい感じに出てきました。ちなみにPLAです。
おー、いい感じに出てきております。これはちゃんと出来ていると思ってよさそうです。
ということで、本組みしていきます。
キャリッジをリニアブッシュにインシュロックで締め付け、ぶらぶらしている各種配線を束ねて固定して行きます。
タイミングベルトをかけて、
配線をスパイラルチューブでまとめていきます。
適当に固定して、
基板に結線します。
あとはステージの水平を調整すれば出来上がり。
元の位置に戻します。
原点出しをして動作確認です。
こちらがそもそもの発端となった割れたヘッド。お疲れ様でした。
さて、プリント開始です。
美しい。美しいです。ちゃんと修理するとこんなにもきれいになるもんなんですね。
ヘッドの温度がちょっと高いようで、やや垂れがありますが、一段目のソリッドフィルはノーミスの完璧さです。すばらしい。
あとは積むだけ。
つんでつんで…
極めて順調です。
まだ積んでますが、きっと最後までうまく行くことでしょう。
ということで、うまく修理が出来たようです。
いずれプリンタはフルスクラッチで作り直そうとは思っているのですが、いましばらくはこやつに活躍してもらいましょう。
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