レーザ加工機 参號機組み立て その33

自作レーザ加工機

 
上蓋を作っていきます。
まずは本体に取り付ける上蓋位置決め用の部品。さくっと設計して3Dプリンタさんで出力します。

複雑な形をしていますが、

こんな感じに噛付きます。ばっちりです。PLAはかなり優秀に寸法どおり出力されます。すばらしい。

この溝の部分に上蓋がはまり込むように置かれます。

上蓋は2.5mmのMDFで作ります。手持ちのものではサイズが小さかったので、600x900mmを東急ハンズで買ってきました。

床に置いて切り出していきます。

上蓋は壁と蓋で出来ています。これをまず分けて、

蓋の蓋から作っていきます。
開閉部分の切り出し線を引いて、

開閉部分を切り取ります。

開閉部分にはガラス窓をつけて中が見えるようにします。

ガラス窓部分の位置を決めて切り出し線を引きます。

こんな感じに置くことになります。

切り出して、

両面テープでガラス板を固定。 このガラスも当然ジャンクスキャナから回収したものです。
ジャンク万歳であります。

壁の部材もそれぞれ切り出して、シャフトが通る溝とか、段差に合わせた切り欠きとか作っていきます。

  
さて、ここで3Dプリンタさん登場。というかいつもここにいます。

MDFが2.5mmと薄いので、カドを止めるための部材を使って補強します。ちょいちょいと設計して出力。

プリントが進む間に壁を組み立てる準備です。仮置きして具合を見ます。

こんな感じ。
こうしてみると、前側にものぞき窓がほしいです。ということで、急遽作ることに。

前側の壁板に穴を開けます。

ジャンクスキャナから取り出したガラス板を使います。

ちょいと3Dプリンタさんの具合を。プリントはいい感じに進んでいきます。

ガラス板を切ります。

ガラスカッターでキズを入れて、

裏返して小さなハンマーで根気良くたたいてヒビを広げていきます。

プリントも終わりました。

こんな感じののぞき穴になります。良い感じですね。

切り出したガラスを固定します。縁に両面テープを貼って、

切り出したガラスを、

 
貼り付けて固定します。
  
ベッドが冷えましたのでプリントした部品を取り外します。

まず蓋の蓋の角に角材をエポキシで貼り付けます。シャコ万でしっかりと固定。

四隅に同じように接着します。

次に壁板を接着していきます。まず前面と背面。

次に側面をつけて、

内側も角材で押さえていきます。

これも四隅を同じように処理。

こうすれば薄めのMDFでもかなりの強度が出ます。

組み立てを進める間に、ほかの部材をプリントします。これはヒンジ。と取っ手。

ちょっとバリがあるものの、ほぼきれいにプリントできました。

ヒンジを組み立てます。CDROMのピックアップを保持するシャフトを使います。ここでもジャンクが活躍。

ばっちりですね。

そうこうしている間に接着剤が固まりましたので、

上縁、というか実際に使うときは下縁になる部分にもプリント部材を接着して強度を確保します。

全体はこんな感じ。

二つのシャコ万でしっかり固定です。

固まるのをまって、

本体の上に置いてみます。

段差の嵌めあいもきれいです。

次に開閉部を作ります。ヒンジを取り付ける部分にヒノキの板を貼り付けて強化します。

こんな感じにヒンジをつけましょう。位置出しをします。

開閉扉側にも強化のための板材を接着し、

ヒンジをM3のネジで固定します。

蓋側にはまず一本だけネジをつけて、

開閉の具合を調整してから、

残りのネジも取り付けます。ばっちりですね。

あとは、真ん中に取っ手を固定すれば出来上がり。

置いてみます。

開けたり閉めたり。すばらしい出来上がり。うれしいです。色と材質はナニですが、まるでメーカー品のような出来。

全景。

もういっちょ全景。

最後に忘れないようにレーザ光を取り込む穴を開けます。位置決めは現物あわせ。すなわち、壁にレーザを撃って、その焦げ跡を目印に少し大きめのドリルで穴を開けます。

これでほんとに完成です。

ダクトと蓋がつきましたので何でも切れます。アクリルテストしてみたいですね。

コメント