グラインダホルダつくってみた

修理、改造

 
グラインダに取り付けて使うベルトサンダーを買いました。コメリで2600円くらいです。前からほしかったのですベルトサンダー。
これ。

こやつを下のリョービのグラインダに取り付けて使います。
目的は小さな加工物の面取りやアクリルの削りこみなどですので、グラインダは手で持たず固定して、ワークのほうを手でつかみたいところです。
しかしながら、グラインダは丸くてすわりが悪いのでなんらか固定する手段が必要になります。置いたままぶん回すなどもってのほかであります。

固定のためにグラインダ本体を万力にはさむといった荒っぽい方法も考えたのですが、ここはせっかく作ったレーザ加工機でホルダを作ってみることにしました。

まず設計です。
丸い胴体を手錠みたいに挟み込んで固定することにします。が、肝心のグラインダの胴体寸法がわかりません。ので、適当にノギスを当てて寸法を取り、後は作ってみて現物あわせで行くことにしました。

ばらしてdxfをエクスポート、 NCVCでGコードを作成してMACH3で切断加工します。アクリルは5mm厚のものを使うことにしました。

 
切っていきます。

設計どおりのものが出来ていくのは何度やっても快感です。

一枚目出来ました。

パーツを分離します。

ほかのパーツも作っていきます。
アクリル板の下に置くものを変えてみたり、アクリルの裏紙をついたままにしたりはずしてみたりと、きれいに切れる方法を探しながら進めていきます。 この板はタイルを裏返したものの上において切ってみました。

 
 悪くない結果です。今度からこれで行くことにします。

全体。

出来上がったもの。

抜きます。

パーツはこれで出来上がり。

抜くときの様子を動画で撮影してみました。
切り代がほとんど無いのではずすのも一苦労です。

これでパーツはすべてそろいました。

ヒンジの部分にM3のねじを通して手錠を作ります。

いくつか作って、

ベースの穴に差し込んでいきます。ほぼ交差0なのでガタはまったくありません、というかハンマーを使って打ち込んでいく感じです。接着剤は待ったく必要ありません。

とりあえず全部突っ込んでグラインダを乗せてみましたが、やっぱり採寸が適当なのでしっくりとは着ませんでした。

結局二箇所をとめることにしてこんな感じで最終としました。

グラインダを乗せた様子。手錠はクリップで留めているだけですが、グラインダはびくともしません。完璧に固定されています。

ということで、ベルトサンダー化します。
といっても至って簡単で、ベースを作業台にシャコ万で固定して、

ベルトサンダーを取り付ければ出来上がり。

まったくがたつきも無く良い仕上がりです。

すばらしいです。作業性が非常に向上します。
この手の冶具はちょっと作ろうと思っても難しいものですので、こうやって気軽に取り組めるのは本当にありがたいです。
作ってよかったレーザ加工機。

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