工房設営 その2

修理、改造



 
工房の設営作業を続けます。
この週末はとりあえず段ボールから取り出して積み上げたこの部品やらなんやらの整理です。横浜基地ではレーザ加工機を乗せたテーブルの下と靴箱のほぼすべてを占領して部品が収納されていました。これが一ヶ所に集まることになったのであります。

私が使っている部品棚はすべてDAISOのプラスチックケースで構成されています。
下のような細長いタイプでトレイと棚一組で200円。値段は同じで幅が倍のものもあって、これらがざっと95組くらいあります。これだけで2万円くらい投資したことになりますが、ちゃんとした部品棚に比べるとはるかに安いと言えます。しかも拡張も組み換えも自在です。なかなか気に入っています。

棚の部分は、この幅の狭いタイプでこんな構造になっています。
上部の縁に空いている穴と、

下部の縁に出ている凸が勘合するようになっています。
これをちゃんとかみ合わせていれば上のケースの重みが垂直に下から支えられますので相当重いものを入れても問題ありません。
が、この凸が2mmもないくらいのかわいらしいものなので、トレイを引き出しているときにちょっとでも無理するとすぐに外れてしまうのです。
前々からこれがきになっておりましたので、今回はちゃんと作ることにしました。

改めてこの棚材をよく見てみますと、丸穴の向こうに溝がありますよね。この溝は本体の底についている柱(下の写真にも写っています)を挿し込むためのもので、この柱を使うと上下の棚の間を広げることができるようになっています。

私の使い方では上下はぴったりでいいのでこの柱は使わないのですが、この穴を見ているうちに良い固定方法を思いつきました。

まず、2.5mmtのMDFを持ってきて、

11mm幅の短冊を切り出します。

こんな感じ。

ここで久々のアルティメットカッター登場。
これを使って、

こんな感じのMDFの短いパーツを作ります。

これを折り取って、

こんな感じに柱を受ける溝に挿し込みます。

その上に二段目を置いてやはり柱を受ける下側の溝にMDFを挿し込めば、

上下がしっかり連結されます。

あとは同じことを繰り返していけば上下が強固に連結された棚のタワーができるわけです。

出来たタワーに部品を入れたトレイを入れていけば立派な部品棚ができます。

お次はこのA4幅の部品棚です。
これも上下の勘合で連結ができるようになっているのですが、幅が狭いタイプとは構造が異なります。

わかりますかね。ここが勘合部です凸部分は長方形になっています。

で、困ったことに、このタイプでは上下の溝の位置があっていません。

こんな感じにずれているのです。それに合わせて柱も曲がっています。取り付け方によって垂直にも段々にも連結できるようになっているのです。なかなか優れたアイデアなんですが、この棚も柱を使わずに連結する場合は使いにくい構造になります。

しゃーないので力技で解決します。ホットメルトで接着連結します。

これでも十分な強度が出せるようです。棚もトレイもPPで出来ていますのでいわゆる接着剤はなかなか効きにくいのですが、柔らかいタイプのホットメルトを使うとがっちりとつなぐことができます。

どんどんつないでいきます。あっという間に出来上がっていきます。

どちらのタイプも12段まで積み上げました。ここまで積んでも不安は全くありません。ぐらつきはしますけど崩壊しそうな予感は無しであります。素晴らしい。

作業始める前はこの台だけで全トレイが乗ってしまうだろうと思っていましたが、甘かったです。

これだけ溢れました。しかもこのほかにもまだあるのです。

とりあえず12段積みの方はここまでとします。最上部に横板を乗せて、さらにその上に物を乗せます。こうすることでさらに全体が安定します。

この状態でしばらく使ってみましょう。もしぐらつきを感じるようであれば背面でタワー同士を連結することも考えたいと思います。今のところその必要性は全く感じません。
ということで、部品がとりあえずほぼ全て出ました。一歩前進であります。
まだまだ先は長い…..

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