接着剤の混合 結果

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前回投稿で二液性エポキシとUVレジンを混合した「格安で実用強度を持つ光硬化性接着剤」の実験を行いました。その結果報告であります。

作ったサンプルはこちら。おおよそ混合したエポキシ2体積に対してUVレジン1体積を加えています。
混合物を二枚のアクリル片の間に塗布して圧着した後に365nmのUVLED光を十分に当てました。この状態でアクリル片は全く動かなくなりますが、はみ出した接着剤はぶよぶよとした状態でした。これは2体積を占めるエポキシ部分が硬化していないためです。
この状態で放置してエポキシを完全硬化させました。

また、混合後余った接着剤もUVランプを当てて仮硬化させ、その後の硬度変化を見てみました。仮硬化時点でこのように爪楊枝を持ち上げておく程度の固まり方でしたが、ぶよぶよであるのはアクリル片の接着部分と同じでありました。

では結果です。
まず爪楊枝から。動画で硬化後のイメージを見てください。

UV照射のみの仮固定と比べると十分に硬いですが、いわゆるエポキシの完全硬化のカチカチのイメージからは程遠いです。
続いてアクリル片。

こちらも十分に頑張っています。が、最後は接着剤とアクリルの界面がきれいに剥がれてきました。黒くて細い方のアクリル片が折れるくらいの力で接着されることを期待したんですけどね。

ということで、そこそこの強度はあるのですが、ここ一発につかえるような状態ではありません。まだまだ要改善であります。

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