Aliexpressで購入したXHコネクタのカシメ工具がなんかおかしい件は以前に投稿しました。
買ったのはこれ。
上の写真でもそうなってますが、ダイが逆のような気がするのです。
普通コネクタのピンって上から下に押し付けて、下に開いた足がくるっとまるくなるイメージです。その感覚から行くと逆なのです。
ということで、ダイを外してひっくり返すことに挑戦します。
以前も一度やったのですが断念しました。
ダイはペンチにねじ一本で止まっているように見えます。が、前回はそれを外してもダイはびくともしなかったのです。
今回も同じようにねじを外すことから始めました。で、今回はしつこく揺らしたり隙間をこじったりしてみました。するとなにやらねじの横のスポット溶接跡のようなところが動いております。
???とおもってそこをいじってみるとポロリとピンが落ちてきました。これですこれです。ダイはねじとピン二本で止まってたんですね。
下の写真では片方のピンが外れています。
接写。
こうすればわかりやすいでしょ。
外れたピン。
そしてついにダイが外れました。
下も外します。ペンチは入れ歯を外した爺さんみたいになります。
フゴフゴという感じです(笑
ダイは2枚の板が重ねられております。特にオス型の方は形が違います。コネクタピンは二か所でカシメられるようになっており、コネクタの先に近い方は被覆を剝いた芯線をつかんで電気的なコンタクトを確保し、後ろの方は被覆に嚙みついて接続の強度を確保します。後ろの噛みつきは被覆の分だけ線が太くなるのでダイの形も違っているのです。
ダイの上下を変えると同時に、ダイの前後も反転させます。これでいつも私が使っている状態と同じになります。
ダイを挿し込んでピンを軽く打ち込みます。
小さな金づちで力をかけ過ぎないように注意しながら。
出来ました。テストしてみましょう。
これです。この方向なんですよ。
カシメも問題なくばっちりできております。
ダイをひっくり返すだけで恐ろしく使いやすくなりました。
せっかくいい状態にカシメられていただけに何とも残念な思いをしていましたが、これで本当に全開で使えるようになります。
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