ポキステーション

買ったもの

 
ポキステーション
 ※最初からポキッと折れるとは言っていない。→慣れるとまさにポキステーション。

小ネタをいくつか。
その一はオルファのポキステーションです。

ハードオフ藤沢店にてカッターナイフの刃を900枚ほど手に入れました。その後、数個後輩にあげたりしましたが、依然として650枚が手元にあります。
みなさんカッターの刃ってどれくらいの頻度で交換しますか?クロス職人の方とかは別とすれば、普通一週間に一枚は使わないですよね。
仮に一週間に一枚消費するとして、650枚を使い切るのに12年以上かかります。これでも相当な頻度です。
私のこれまでの使用歴を振り返ってみますと、ひと月に1枚も使ってこなかったと思われます。ちなみに、この大量の刃を入手したのが9/10で、今日までひと月の間に一枚を使っただけです。それも「これだけあるんだから」と、敢えてあと5枚くらい(5回折れるくらい)残っている古い刃を交換してのことです。
そう考えますと、いいとこ二か月に1枚といったところではないかなと思っております。
この値を使って再度上記の計算をやり直しますと、おおよそ100年分となります(笑
いや、笑い事ではありません。

ということで、時代に逆行しているような気もしますが、カッターの刃を浪費することを考えなければなりません。
カッターの切れ味を回復させるには刃を折って新しい部分を使えばよいのはよくわかっているのですが、やはり面倒であります。何が面倒って、刃を折ること自体より折った古い刃の処理が面倒なのです。その辺に置いとくのは非常に危険です。ゴミと混ぜて握りつぶしたりした日には大変なことになります。燃えないゴミにするにも回収作業の方がけがをすることがないようにきちんと処理しないといけません。
ので、私は折った刃はガラス瓶に入れたり、大きめのテープを二つ折りにして間に挟んだり、場合によっては紙やすりで刃の部分を削ったりして捨てています。この上なく面倒であります。

そこで、このポキステーションに目を付けました。
ふれこみによると、簡単に刃が折れてしかも危なくない。いろんなサイズの刃に対応。ということです。なるほど。で、買ってみました。

これ。ハンズで1000円ちょっとでした。

なかなかスタイリッシュです。かっこいい。

本体とスタンドが分かれており、スタンドには(多分)カッターナイフ本体を立てられるようになっています。

うら。折った刃をまとめて廃棄できます。想像したくない危険さです。

使い方はやや予想を裏切られるもので、

まずこの部分をスライドします。

すると、このダイキャストのレバーが前に飛び出してきます。

と同時にカッターを挿入して実際に刃を折りとる部分が見えるようになります。

横から。

こんな感じに押して刃を折ります。

ここにSと書いてあるのは、カッターの刃のサイズです。M、Lを使うには、

このアタッチメントをページをめくるように切り替えてやります。なかなか考えられた作りです。

では折ってみます。
カッターナイフの刃を一段だけ出した状態でこのポケット状の穴に挿入します。

すると、刃先の部分がこんな感じに箱の中に飛び出してきます。

この状態で、レバーを押し込むと、ちょうど折り線の部分に治具があたって刃が曲げられ、ついには折れます。

これ慣れないとなかなか難しいです。
思い切りというか、漢気というか、そんなものが要求されます(笑
コツは、レバーを押し込むよりもカッターナイフを箱の中に押し込む方に意識を向けることですかね。ちゃんとナイフを押さえていないとレバーを押し込んだ時にナイフが逃げます。

実際に使うまでは、刃を折る部分の動作はせん断的なものだと思っていたのですが、実際は曲げによるものでした。最初にこの製品を見たときは三角形のレバーを垂直に奥へ押し込んで刃にせん断応力をかけるというイメージでおりました。実際はご覧のとおりレバー上部に回転軸があり、この軸の回転を刃の曲げ応力に代える、サバ折りをするイメージの動作です。

いずれにしろ、慣れれば安全に簡単に刃を折りとることができるようになりました。これで作業中に刃を折って新しい切れ味を保つことが出来ます。

ということで、最初に使った印象は「ポキステーションじゃなくメリステーションじゃないか」というものでしたが、慣れるとポキステーションという名前の通りの動作でした。
繰り返しますが、コツはカッターナイフを押し込む方に意識を向けることです。これで文字通りポキポキ折れて爽快です。折るのが楽しくなります。

なかなかおすすめの商品です。値段もそれほど高いものではありませんし、持ってて損はないと思われます。

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