Impact / Laser Engraver plugin を動かす

レーザ加工機活用

 
レーザ加工機の醍醐味はカッティングとマーキングです。
カッティングのほうは動作確認ができましたので、マーキングをやってみることにしました。

使うのはこの”Impact / Laser Engraver plugin”です。Artsoft のページからDLできます。
こちらです。

取説は、 これを使います。

この中の以下の記載にしたがって設定をしていきます。

まずはプラグインをさくっとインストールして、プラグイン設定から有効にします。一番上のやつです。

再起動すると、一番右のメニューに “Impact / Laser Engraving”が出てきます。

次に 、レーザのコントロールをDigital Triggerに割り当てます。
この辺を変えてしまうとカッティングのときに困りますので、プロファイルを別にしておきます。l

Digital Trigger についてはMach3 のマニュアルに説明があります。以下の部分。

プロファイルを分けておけば、どこをどう変更しても怖くありません。説明に従い、カッティングでレーザコントロールに使っていたZ軸のDirに割り当てていた7番ピンを開放します。

では何か描いてみます。
実はここから絵を出すまでに少々時間がかかりました。いろいろとパラメータをいじっても出力される絵が二重になるというか、壊れたテレビみたいな絵しか出ませんでした。んで、いろいろとMach3のフォーラムを調べているうちに「このプラグインで扱える絵は正方形だけ」ということがわかりました。
面倒といえば面倒ですが、わかってしまえばなんてことはありません。
ちなみに、このあたりを解決したプラグインの改良版をTOMTOMさんが作っていらっしゃるということもわかりました。 ふむふむと読んでいると、ここにもらせたろきんさんの足跡が。

TOMTOM さんにはいずれご挨拶をするとして、まずは正方形の絵でやってみることにしました。
3軸ステージのときもそうでしたが、こんなときの題材はやはりミクさんですね。

ネットをざっと見て勝手に使わせていただいたのはこちら。Tell Your World のやつかな。

で、これから正方形の絵を切り出して、グレースケール化して、ネガポジ反転して、さらにひっくり返しておきます。こうすると私のステージの送り系で描いたときに正立するのです。

描いているところ。ターゲットに画用紙を使っていますので、キャリッジのスピードをかなり上げて、レーザの出力は極限まで落としています。

 出来上がりはこちら。

階調のコントロールがいまいちですが、それなりに描けております。よい感じです。

調子に乗ってMDFの板に書いてみます。少し出力を上げてみます。

で、できたのがこちら。
ちょっとパワーを上げすぎました。といっても全力の1/5くらいなんですけどね。階調がなくなって影絵のようになってしまいました。

でも、輪郭もかっちり出ています。キャリッジの往復で描いていくのですが、ほとんどずれはないように見えます。

ちょっとアップで。見慣れるとこれも味があるな。

ということで、正方形という制限はあるものの、使えるものになりました。
いろんな素材で遊んでみたいですね。

 これで、カットとマーキングの両方の動作確認ができました。

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