霧箱から離れてちょいと目先の違う活動です。
以前より考えていたアイデアを実践しレーザ加工機を使ったオリジナルTシャツを作ってみます。材料はすべて100均で見つけたモノです。
こちら。ポリエステル製のフェルトとアイロンで溶着する接着クロスです。
フェルトはいわゆるフェルトではなく厚めの不織布といった感じのもの。接着クロスはまんま不織布です。
まずフェルトの裏に接着クロスを切って重ねます。
接着クロス側から高温ドライヤーの熱風を優しくあてて二枚の布をなんとなく一体化します。
図案は適当にこんなので行ってみましょう。
Inkscapeでラスターベクター変換して、
布に合わせて位置きめて
Gcodetoolsでgcode作ります。
この辺りのやり方は過去投稿しています。そちらをご参照ください。
あとは簡単。レーザカッターで切って、
抜いて、
並べて確認します。いい感じですね。
次に適当なTシャツ持ってきて、
しわを伸ばします。アイロン台に着せちゃう感じ。
位置出して、
アイロンを中温にして、
紙をあてて(これ大事)上からしっかりと加熱します。
十分に冷えるまで待って、
出来上がり。
いい感じです。
着てみました。既製品みたいでしょ。
これでなんでも作れます。しかも安い。今回使った材料コストは数十円です。
プリンタを使ったアイロン転写とは一味も二味も違います。フェルトを貼っていますので立体感があるのです。しかもアイロン転写にありがちな文字と文字との間の透明部分に見えるシートもありません。素晴らしい。作ってよかったレーザ加工機。
実はもう一つアイデアがあります。これはうまくいけばまた一段と精細なアイロンプリントができる方法です。
こんなのや、
こんなの作れると思います。
これらの図柄はフェルトでやるには精細過ぎてほとんど不可能と思われます。
それを解決するアイデアなのです。
実験が楽しみです。うまくいったらMFTに着ていきましょう。
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