自作3Dプリンタ その9

自作3Dプリンタ

 
少しずつ進んでおります設計です。しばらく前にヒーターが届きましたので、その部分を図面に加えます。モノはこちら。

一辺225mmの正方形。12Vと24Vに両対応できるようになっております。

さて、図面に加えるには寸法がわかればそれでいいんですが、ここはリアルなイメージを追及します。まずできるだけ真正面から写真を撮影します。

これをfusion360に図面化した板状のコンポーネントにデカール機能で貼り付けます。
ね、ただの板に比べて一気にリアル感が出るでしょ。

せっかくなのでレンダリングしてみます。現物写真のようなリアル感です。

ベッドのサイズゲ実物大になりましたので、ベッドを支えるリニアガイドのサイズも手持ちのものに合わせます。ここで使うリニアガイドはよく見る形とは少し違っています

手持ちのリニアガイドの長さは280mmです。現物に合わせて図面のレールも変更します。今まで描いていたよりも60mmくらい長いです。

Y軸周りの使用部品のサイズが決まりましたので、可動範囲を調べておきます。

ベッドはY軸に乗っており、4つのリニアブロックで支えられています。一本のレールに二つのリニアブロックが乗っていることになります。このリニアブロックがガイドレールから脱線しない範囲がY軸ベッドの可動範囲ということになります。
この時、二つのブロックの距離を離すとステージの安定性が増します。これは自動車で言うならばトレッドとホイルベースが大きな車体に相当します。が、ブロックの距離を離すと一定長さのレールに対する可動範囲は減っていきます。たとえば、レールの長さが300mmの時、ブロックの端と端がヒーター幅いっぱいの225mm離れているとします。この場合は可動範囲は75mmしかありません。75mm以上動かそうとするとどちらかのブロックがガイドレールからはみ出してしまいます。
反対に、ブロック同士をいっぱいに近づけると、安定性は下がりますが、可動範囲は増えます。
実際にやってみましょう。下の図はブロックを最も近づけた状態です。Y軸を横から見ています。

まずブロックをいっぱいに左端まで出します。そして、この位置を0点としてどこまで右に動かせるか見てみましょう。

右端まで動かしたときの移動距離は160mmというところです。ベッドのサイズは220mm四方ありますが、Y軸方向は160mm程度の造形が最大値ということになります。
ステージサイズから考えるともう少し動かしたいところですが。これ以上ブロックを詰めることはできず、またレールも手持ちのものを活用したいと思っていますので、まずはこれでいいことにします。ブロックの位置も最も狭くなることで決定です。
無駄があるようにも思われますが、これまでの経験からも、それほど大きなものをプリントしないので十分でしょう。

レールに合わせてフレームサイズも変更します。

今回の進捗。
これで3軸ともにサイズが決まりましたので、ここまでの状態でフレームを注文して試作してみたいと思います。

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