これまでしばらくは2.5mm厚のMDFと5mm厚のアクリルだけを切ってきました。その程度の厚さしかきれいに切れなかったというのがその理由ですが、今回レーザ管が新しくなりパワーも上がっているはずですので改めてどの程度の板が切れるものか試してみました。
市販のちゃんとした(笑)レーザ加工機では5mmのMDFはきれいに切れています。FabLab太宰府のHAJIMEでも、FabLab佐賀のEPILOG MINI18 でも博多図工室のblaster(これは中華レーザ管のはず) でもそうでした。これらの加工機はみな30-40Wの最高出力ですので私の加工機でも5mmのMDFは切れるはずなのです。
ということで、やってみたのは近所のホームセンター Gooday(FabLab太宰府の運営主体が展開するチェーンです)で手に入る 5mmのMDF、100均の DAISO で手に入る 6mm のMDF、6mm の桐板などです。
いじめすぎたために劣化が進んでいた旧レーザ管ではまったく歯が立ちませんでしたので一抹の不安を抱えてやってみました。
まず、5mmのMDF….. あれ、あっさり切れます。これはすばらしい。あんまりうれしくて写真も動画も残すのを忘れました(笑
で、調子に乗ってDAISOの 6mmMDF です。これが切れるとものすごいコストパフォーマンスなのでうれしいのです。何とかしたいのです。
結果…これもあっさり切れました。
切っているところです。
スピードは遅めですがちゃんと切れています。閃光と煙がすごいのでわかりにくいですね。
で、きれたものがこちら。
すぽんと抜けて、
ぱらぱらと取れます。
表面をサンドペーパーでこすってヤニを取ります。右が5mm左が6mm厚です。6mmの存在感がすごいです。厚さの半分以下の幅できれいに切れております。
抜けた破片。
さすがに斜めってますが、
ちょいとヤスリで仕上げてやれば接着に耐える面も出せると思われます。
次は桐の板です。桐は密度が小さいので切れるだろうとは思いましたが、あまりにあっさりで拍子抜けしました。同じ速度なら半分以下の電流(おそらく半分以下の出力 ~15W くらい)で切れます。
すばらしい。
さらに調子に乗って 12mm のMDFにレーザをあててみました。
高さを調整しておりませんでしたのでちょいとピンボケですが、
ちゃんと裏まで貫通しています。ということは、切るだけなら切れる可能性もあります。焦げまくると思われます。
改めて新レーザ管のパワーを感じる実験でした。
これで6mmのMDF は加工対象の材に入れてよいですね。これは工作の幅が広がります。2.5mmの貼り合わせも良いですが、一度に切れればそれに越したことはありませんので。
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