レーザ加工機 参號機組み立て その20

自作レーザ加工機

 
Zステージの昇降がうにゃうにゃする件、対策を行います。
主な原因はこのリニアブッシュのがたつきです。3Dプリンタで作ったベースにインシュロックで固定しているという取り付け方もややいい加減ですが、この取り付け方はメンテナンスが非常にやりやすく気に入っています。なんとかこのままで改善をしたいと思います。

リニアブッシュはZsute-jino 4隅についており、短辺の中央部に送りねじが取り付けられた構造になっています。

 

そもそも送りネジがZステージを2箇所でしか支えておりませんのでがたつきが出やすい構造になってはいるのですが、これを4隅にしようとすると構造が複雑になりすぎます。
最小の努力で済ませたいと思い、単純にリニアブッシュを二段重ねにすることにしました。

こんなイメージです。奥が今までの構造。手前が二段重ねです。

今までのベースを単純に伸ばしただけなので設計も簡単。

こんなイメージで取り付けることになります。Z方向のストロークが5mmほど短くなりますがやむを得ません。

 早速3Dプリンタで改善パーツをプリントします。

イメージどおりの出来。

リニアブッシュを乗せてみます。当たり前ですが、ばっちりです。

プリント品をばらしてバリなどを落とします。

Zステージを取り外します。

これが今までの一段ブッシュ。

送りねじを受ける高ナットが収納されたケース。

プリントしたパーツに二個のリニアブッシュを取り付けます。使っているリニアブッシュはここで購入した1つ約$1のもの

4つ作って、

取り付けていきます。

シャフトを元通りにして、

二つのステッピングモータを直列接続して、ひとつのモータドライバで駆動できるように配線します。
 

では動かしてみましょう。


うにゃうにゃはほぼなくなりました。非常に静かに昇降します。
これで大丈夫。対策は終了です。

コメント