買ったままで手を付けていないキットがたくさんあります。
積ん読やら積みゲーなどという言葉はありますが、積みキットというのは効いたことがありません。語感はいいんだけどね、積みキット。
今回はそのたくさんある積みキットの中からレベルメータキットを作ってみました。
なんで数あるキットの中からレベルメータを選んだのかというと、いずれサイバーコンソールのグレードアップに使おうかと思っているからです。
これ。aitendoのキットで、もはやいつ買ったのかも覚えていないものです。対数スケールでLEDを駆動するレベルメータ用IC LM3915 が使われています。
例によってaitendoのキットなので袋には部品以外何も入っていません。が、基板には下のように間違えようのない印刷がなされていますので、表示さえ合っていれば(笑)問題なく作れるはずです。さらに、HPには回路図と完成状態の写真まであります。
ということで作ります。キット久しぶりです。レーザ加工機の排気コントローラーに使うためにトライアック調光キットを作って以来です。
全部部品出して、
抵抗からハンダ付けしていきます。受動部品、背が低いモノからというのが実装の基本であります。
キットは楽でいいです。リード線をスルーホールに入れてハンダ、リード線をスルーホールに入れてハンダ、とほぼ思考停止のシンジ君状態で作れます。
抵抗付きました。
次はコンデンサ。足の間隔とスルーホールの間隔があってないので、ダメージを与えないようにラジオペンチで足の形を整えながら挿していきます。
二つなので簡単。
その他もろもろの受動部品を載せていきます。
コネクタポストまで終わったらいよいよLED。
同じ形のLEDをきれいに並べてハンダ付けするのは結構難しいです。
LEDは光るので少しでもずれがあると非常に目立ちます。人間の視覚は変なところで鋭いです。真っ直ぐからずれているとか、曲がっているとか、そういった仲間はずれ系の欠点は非常に鋭く見つけ出します。ので慎重に。
とりあえず極性間違えないようにして全部挿します。
で、ずれが出ないように気をつけながら一点ずつハンダ付けしていきます。
足を切れば完成。95点くらいかな。
最後の仕上げ。ソケットに3915を挿します。安いICソケットなので足を変な風にまげてしまわないように気をつけて。
完成。
コネクタは電源(DC9~12V)とオーディオの入力です。モノラルです。ステレオにしたいときは二つ並べてL/Rを別々に入力します。また、CN3には何も実装されていませんが、これはLEDの表示のやり方を二種類から選ぶためのものです。オープンのままだとdotモード、ブリッジすると9番PINがHIになって表示動作がバーモードに変更されます。
比較してないので何とも言えませんが、オープンのままで問題ないと感じています。
オーディオ入力にテスト用に3.5mmプラグをハンダ付けします。
とりあえず指定の範囲の最低電圧を印加して、
煙が出ないことを確認。
スマホで音楽再生させてみてなにがしか反応しているのを確認します。
動作はしているようですが、これでは音が聞こえませんので入力に従った動作をしているのかどうかがわかりません。
そこで、PCに繋いでいるSPのスルー出力を外して入力してみます。このスルー出力はサブウーハにつながっているものです。こうすればSPからの音を聞きながらLEDの様子を見ることができます。
写真ではなんだかさっぱりわかりませんよね。
動画でどうぞ。ただし、動画のエンコードの関係でしょうか、画像と音声の再生タイミングが完全に一致はしていません。そこはお許しを。
ばっちり問題なく動作していることが確認できました。
さて、これをどう使いますかね。LEDが点灯している時はそのPINには電圧が出てますからそれを拾ってPWMのデューティに変換するかな。でもそうすると10本もIOつぶすことになりますね。なんか考えてみたいと思います。
コメント
わお!「渡辺香津美 UNICORN」じゃないですか!
しかもLP版。キットに引けを取らない懐かしさです。
狙いました(笑
レベルがガンガン変わるのでわかりやすいかなと。
渡辺香津美は大好きであります。
このほかにKYLYN とKYLYN LIVE が愛聴盤
抵抗でR-2Rラダーを組んでAD変換ポートに繋げば、ポートは1つだけで済みますよ。
なら直接AD変換すればということになりますが、オペアンプで増幅と全波整流回路組むよりははるかに楽できます。10段階しか取れませんけど。
ikeさん、ありがとうございます!
これです、探していた物。R-2Rラダーっていうんですね。
「こんな問題とっくに解決してるやろ」と思っていたのですが、どうやって検索していいかわからずでした。
やってみます。
1/6Wのスルーホール抵抗つかうと抵抗だらけになるような気もしますが(笑