第3ミラーを取り付けます。
壱号機では第3ミラー部分に調整機構を設けておりませんでしたので、参號機でもとりあえずそのままにしておりました。あおりくらいはつけたほうが良いのかもしれませんが、まずはそのまま取り付けてみて様子を見、必要に応じて設計することにします。何事も最初から話をややこしくしないようにします。Simple is the best なのです。
ここに第3ミラーを取り付けます。
ジャンクネジから適当なものを選びます。ミラーを押さえるためにつばが出たものがいいですね。
こんな形をしたタッピングネジがありました。
ミラーは例によってHDDから切り出した板です。
保護テープを剥いだところ。きれいです。
こんな感じで締め付ければ終わり。簡単なものです。
取り付け角度は45度で、この部分でレーザ光は垂直下方に90度曲げられ、直後にレンズを通過します。45度の角度は3Dプリンタで作っています。
では第1~第3ミラーまでの反射をテストしてみましょう。ダイヤルゲージホルダにグリーンレーザを取り付けます。
高さを調節して、第1ミラー中央にベースと平行に光が当たるようにあわせます。
この辺結構コツがあるのですが、詳細はCO2レーザを乗せたときに解説したいと思います。
X,Y軸を動かして、キャリッジをもっとも光路が長くなる位置にもって行きます。
第3ミラー直下、レンズがつく位置に紙を貼ってその中央にスポットが落ちるようにミラーを調整します。
その状態でキャリッジをX軸方向に動かし、第2ミラーのすぐ近くまでもって行きます。そして、スポット位置がずれていないことを確認します。ずれているときは光源位置から全部見直して合わせこみます。
今度はY軸を第1ミラーにもっとも近い位置まで動かして、同様の調整を行います。
これを繰り返してどの位置であってもスポットが貼り付けた紙の中央に落ちるようにします。光学調整の面白いところですね。
ここであってます。
ここでも、
ここでも、
ここでもあってます。 これでまずはOKでしょう。
調整したら動かしてみたくなりますよね。ということで、適当なデータを入れて動かしてみます。
レンズ位置に貼り付けていた紙を外します。レーザのスポットがベースまで落ちます。レンズは入れておりませんのでスポットは大きいですが、そのほうが見やすいでしょう。
動画を二本どうぞ。
もういっちょ
ここまでの感じでは、第3ミラーには調整機構はなくてもよさそうですね。あとはCO2レーザを乗せてから考えましょう。
これで調整のめどはつきましたので、固定していなかった第1ミラーを固定します。あとから別のものに付け替える可能性がありますので、ボンドは使わずバインドネジだけで固定します。
位置は角当てで出るはずですので、その位置に置いて下穴を開けます。
ネジ止めして出来上がり。がっちりしたもんです。
これでミラーは調整可能に固定されました。
こんな感じにレーザ管ホルダが固定される予定。
さて、そろそろ最終段階ですね。
おっと、その前にリミットスイッチとブロア(レンズのヤニ対策)をしないといけません。
スイッチにするか、フォトインタラプタにするか、どうしようかな。
コメント