光共振器準備 製作編

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光共振器の両端はミラーです。理論編で書きましたように、レーザ管の構成によっていろいろとうるさい違いはあるのですが、どのような構成でも間違いなく必要となるのはミラーの調整機構です。
ということで作製します。
諸外国の例ではOリングとワッシャを使ったものばかりですが、ここは敢えてグロメットを使ってみようと思います。グロメットの方がやわらかくて可動角度が大きいので調整がやりやすいのではないかと考えたのです。

まずワッシャを購入します。とりあえずこの部分の管径はなんとなく8mmにしようと思っておりますので、M8のもの、特につばの大きなワッシャを選びます。

でこれにM3の穴を三角形の頂点になるように3つ開けます。
穴あけにはワッシャを購入したGooday福重店の工作スペースのボール盤をお借りしました。

開けた穴はこんな感じ。これを4枚作ります。

グロメットは2つ。
ちなみにグロメットとはケースから電源コードなどを引き出す際に使うブッシュの一種です。

まず、一方のワッシャにグロメットを接着します。ここはエポキシのような硬いものではなく、ゴム系の万能接着剤が良いと思います。
んで、もう一枚のワッシャにはM3ねじを差し込みます。

それをこんな風にやわらかく固定します。締め込み過ぎると可動が渋くなりますので注意。

最後にねじを回すときにナット部分が空回りしないように接着剤で固定します。
ここはエポキシでおk。

これで出来上がりです。
動きはこんな感じ。

これをさらにレーザ管に固定する必要がありますが、それも今のところは接着剤のつもり。
出来ればはんだかロウ付けをしたいのですが、探した限りでは銅や真鍮のワッシャでこのサイズのものはありませんでした。

とりあえずはこれで良しとします。

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