レーザ保持機構組み立て

自作レーザ加工機

 
レーザ管のおおよその形は出来ておりますが、共振器を調整し、その状態を安定して保持するにはしっかりとした台上にレーザ管を固定する必要があります。
ということで、今日はどのような固定が最も実験しやすいのかをあれこれ考えながら予備実験的な保持機構を作ってみました。

まず、真空引きとガス導入のための配管を作ります。
これらの配管は黄銅チーズに接続しますので接続部分は銅パイプで、そして配管部分はウレタンチューブで作る事にしました。
まずは8mmφの銅パイプを切り出します。

長さは適当。

ウレタンチューブを突っ込んでエポキシで密封します。

硬化したら黄銅チーズに繋ぎこみます。

最初は適当に木のブロックに固定してみました。

二個とも針金で固定です。

レーザ管の固定はまずアングルを使ってみる事に。

 

ブロックをアングルにクランプで固定ています。

こんな感じ。それなりに直線も出ていますが、やはり両端の固定が頼りないです。
調整は出来ると思いますが、すぐにずれてしまうと思います。
しかしながら、とりあえずガラス管の曲がりはそれほど問題にならなそうであることだけは確認出来ましたので、基本は両端のみ保持する事で固定するというやり方で行く事にしました。

アルミのL材を使ってもう少しましなものを作って行きます。
マジックで目印をつけて、

5mmの穴をあけて、

8mmまで穴を広げます。

広げた穴に銅パイプを通してこんな風に固定してみました。

両方につけるとこんな感じになります。
ほぼいい感じですが、せめてあと1箇所は固定してぐらつかないようにした方がよさそうです。

ところが、この黄銅チーズは曲者で、一度締め込むと通称「そろばん玉」と言われるフェラルがパイプに噛みこんで外れなくなります。これではレーザ管の条件を変える度にレーザ管、そろばん玉、ナット、そして今日作ったLアングルの保持材までを捨てなければならなくなります。これは無駄です。
もう少し考えてみます。せめて条件出しの間だけでも自由度を確保したいところです。
いやあ、それにしても今回作った作業台は快適です。広いし、万力はついているし、掃除機はすぐそばにあるし。ほんとに作ってよかったです。

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