2月の投稿以来です(笑 いや、笑い事ではありません。さすがにそろそろ仕上げないといけないのであります。足掛け三年はバイオリン職人の領域であります。
4月に文月さんに横浜基地へお越しいただいたときにいろいろとご注文を承っております。やることははっきりしているので、あとは作るだけなのであります。
本体はカッティングシートを貼るだけ。しかも全部黒にというご注文ですので比較的簡単な話です。
考えないといけないのはイルミネーションの部分です。どんな感じに仕上げるかのイメージはありますので、あとはそれをどうやって実現するかです。
例えば頭上にあるUVクリアリングはぼわーっと光らせることが決まっております。いろいろな色に変化させられるようにフルカラーLEDを仕込みたいと思っております。
それから、シートサイドにはナイトライダー風の流れるLEDを仕込みます。ソフトウェアPWMを駆使した18LEDx4構成の贅沢なものになる予定です。
決まっていないのは、シート背面全体を光らせる部分と、ヘッドレスト部分と膝位置の両サイドにある小アクリルパーツの光らせ方、そしてメインの正面コンソールの光らせ方です。
シート背面は何とか仕込めると思いますが、その他の部分はまず光源をどこに置くかという問題があります。この辺りはちゃんとした設計が必要なのです。
ということで、いままで全体をSketchUpで設計してきましたが、これをfusion360に移行しようとしておりました。これまでは単に移行しただけでしたが、今回”ちゃんと”移行します。ちゃんとというのは、その後の設計追加ができるようにするということです。板厚を合わせ、組図の整合性をとり、今後パーツの追加を行ってもきちんと設計通りに組み付けができるようにするということです。
fusionを使えば全体を黒にした時のしあがりイメージ、各パーツを発光させたときのイメージもレンダリングを行って(SketchUPベースよりも簡単に)確認することができます。
さて、いままでの経過をざっと振り返ります。
まずSketchUpで描いておりましたこの図面を、拡張子skpのままfusionに持っていって何とかならないかというところからスタートしました。
これは一見行けているように見えて、
データ的にはほんとに行けてはいるのですが、各オブジェクトが全てメッシュモデルで読み込まれていて、データサイズは莫大なものになり、しかも編集もほとんど職人技になってしまいました。STLをいじっている感じであります。これではなにをやるにも不自由です。視点角度を変えるのも待ち時間が発生するほどの重さです。
それでも何とか頑張ってメッシュデータからソリッドモデルと起こそうと頑張った残骸(笑
それをスケッチにしてソリッドモデルを作る方法です。これで何とかソリッドモデルが出来ました。
というのがここまでの経緯でした。
ソリッドモデルによる下の図面は、一見組みあがっているように見えますが、スケールやら板の厚みやら細々修正が必要な状態のままでした。
で、今回、それらをいちいち修正し、コンポーネント化して名前もちゃんと付け、マテリアルを設定し、といった作業を行ったわけであります。
板厚を合わせるとそれなりのあってる感が出てきます。
あとは組み立ての整合性をきっちりととっていきます。
これをやっとかないと隙間に別パーツを追加できません。ということで、ベース部分から地道に進めていきます。
出来ました。といってもディティールを見ないと違いが判りませんね。これやるだけで二時間くらいかかりました。まだfusionに慣れてないです。
頑張りたいと思います。
今年中には何とか(笑
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